花巻市の名所・文化
ゆかりの人々、歴史、伝統
花巻市は宮沢賢治のふるさと。さらに萬鉄五郎などの世界的にも著名な先人を輩出しています。
また、花巻市には、縄文時代から近世にわたるまで実にさまざまな歴史的資料が残されおり、早池峰神楽や鹿踊などの郷土芸能が今も伝えられています。
祭り
あでやかに、豪快に 人つどい、祭り始まる
花巻まつり【9月第2土曜日を中日とする金・土・日】
400年を越える歴史ある祭りで、炎ゆらめく美しい風流山車、150基にも及ぶ勇壮な御輿、古来より踊り継がれてきた鹿踊・神楽権現舞、そして優雅な花巻ばやし踊りなど花巻のエキスがそこかしこで咲き乱れます。
所在地 | 花巻市内 |
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電話番号 | 0198-24-2111(花巻市観光課) |
アクセス | 東北自動車道「花巻IC」から車で約15分 JR「花巻駅」から徒歩約10分 JR「新花巻駅」から車で約20分 |
わんこそば全日本大会【2月11日】
藩政時代から伝わる郷土料理のわんこそばを3~5分間内で何杯食べられるかを競う、なんともユニークな競技です。皆さんもぜひ挑戦を。
所在地 | 花巻市若葉町三丁目16-22 花巻市文化会館 |
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電話番号 | 0198-24-6511 |
アクセス | JR「花巻駅」から車で約7分、西口より徒歩約20分 |
毘沙門まつり・全国泣き相撲大会【5月3・4・5日】
成島三熊野神社の例祭で行われるユニークな神事「十二番角力式(泣き相撲)」の全国大会として5月上旬に行われる。6ヶ月~1歳半の子供を親方が抱き、「ヨッ、ヨッ」というかけ声をかけあい、先に泣いた方が負け。全国各地から集まる豆力士が、日本一の毘沙門天に元気な声をひびかせます。
所在地 | 花巻市東和町北成島5-1 |
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電話番号 | 0198-42-3921 |
アクセス | 釜石自動車道「東和IC」から車で約5分 |
胡四王神社蘇民祭【1月2日】
慶応元年(1865)から始められた伝統行事。無病息災、家内安全を祈る十数名の若者が松明を手に裸で雪中行軍。クライマックスは蘇民袋の争奪戦です。
所在地 | 花巻市矢沢3-153 |
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電話番号 | 0198-31-2768 |
伝承芸能
勇壮かつ幽玄 花巻の民俗文化財
早池峰神楽(はやちねかぐら)
南北朝時代より伝承された早池峰山信仰の精神
早池峰神楽は大償(おおつぐない)と岳(たけ)の2つの神楽座の総称で、昭和51年(1976年)5月4日、国の重要無形民俗文化財に指定されました。その初源は南北朝時代にまで遡るものと考えられ、500年以上の伝統をもつ非常に古い神楽であるといわれています。
また、岳妙泉寺(早池峰神社)の開設が正安2年(1300年)と伝えられているほど早池峰山信仰の歴史が古く、修験山伏が行った祈祷の舞が神楽となったともいわれています。
所在地 | 花巻市大迫町内川目第1地割1 |
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電話番号 | 0198-48-5877 |
「神楽」の語源
神楽という言葉は、神座(カムクラ・カンザ)からでたものといわれています。神座とは天上におられる神々が降りられた際、身を宿らせるところという意味で、はじめは高い峰や巨木などの自然物を指しましたが、やがて面・装束・採物をつけた舞人そのものをも神座と見なすようになり、そこで行われている神楽全体を神楽というようになったと考えられています。
鹿踊(ししおどり)
そのリズムは鮮やかで美しく、鹿の躍動を思わせる
岩手県内の踊りの様式は大別して太鼓踊り系と幕踊り系に分けることができます。
花巻の鹿踊は、多くが太鼓踊り系です。装束については馬の黒い長毛をカシラのザイ(髪)とし、本物の鹿の角を立て、背に腰差しのササラと呼ばれるものを一対つけ、それが頭上高く抜いて立っている。これが太鼓踊り系鹿踊の特徴です。