藤井寺市の特産品と祭り
観て食べて楽しんで
自慢の特産品、藤井寺市の情報発信拠点や、市内が熱気で包まれるお祭りなど。
藤井寺市が誇る逸品たち。
道明寺糒(道明寺粉)
道明寺糒(ほしい)の起源は菅原道真公の伯母上が、この寺に住んで居られ、道真公が筑紫に左遷された後、毎日、伯母の覚寿尼が九州に向ってお供へされたご飯のおさがりを、分かち与へたが、これをいただくと病気がなほるといふのが評判となり、希望者が多くなるにつれてあらかじめ乾燥、貯蔵するようになったのが糒のはじまりで、千年以上前の事です。「ほしい」は純粋のもちごめを二日間水につけて、のち、むしあげ屋内で十日程乾燥し、のち二十日程天火で干してから石ウスにかけて仕上げます。和紙の袋の上の「ほしいひ」の文字は豊臣秀吉の文字です。江戸時代には金裡、将軍家に献納したのち、諸侯の求めに応じて少量づつわかつていたが明治以後は一般民間にも販売するようになりました。寒中に作つてあり幾年をすごしても変質、変色せず、昔は軍糧にしたもので行軍、山登りなどには欠くことの出来ないものです。(道明寺HPより)
起源はなんと千年以上前!
小山団扇
小山団扇の由来は、戦国時代に武田家の軍師山本勘助が三好氏の動きを探るため、小山に潜伏していたときに隠れ蓑のなりわいとして団扇を製造・販売していたことから始まります。後に、一子相伝の秘法として代々継承され、徳川将軍家や天皇へ献上されるまでになり、その名誉がたたえられました。しかし、その後の後継者が昭和45年に亡くなり、小山団扇の名声も途絶えることとなりました。現在では、藤井寺市商工会においてうちわ教室の開催などを通じて小山団扇の復活に取り組んでおります。
伝統の技が光る一品。
いちじく(無花果)
いちじくは非常に傷みやすいため、消費地に近い場所でしか栽培することができず、当時は夜明け前に収穫したものをリヤカーで大阪市内などに運んでいました。現在では、流通技術などの向上により安定して美味しいいちじくを提供できるようになりましたが、それでも地産地消の果物として地元でも人気となっています。
特に「朝取りいちじく」は希少性が高く、8月・9月に開催される朝市において人気商品となっています。
美味しい地元の果物として人気です!
藤井寺まちかど情報館 ゆめぷらざ
藤井寺の情報発信基地としてオープンしました。ゆめぷらざでは藤井寺の物産や歴史文化情報の発信を行い、活性化の拠点となっています。館内にはトイレや休憩場所が整備され、買い物途中のお客さんなどの憩いの場となっています。また、併設されています観光案内所では神社仏閣や古墳など全国に誇れる様々な観光情報も発信されています。
所在地 | 藤井寺市藤井寺1-3-11 |
---|---|
電話番号 | 072-959-2350 |
ゆめぷらざ玄関口ではまなりくんがお出迎え。聡明だったまなりくんにあやかり賢くなれるかも?
物産販売コーナーも出現!
手づくりうちわキットの販売開始に合わせ、小山団扇も展示されています。
祭りの熱気みなぎる力
市内に響く、祭りの音
9月下旬頃から秋祭りの本番に向け、各地区でだんじりの太鼓や鐘を鳴らす音が響き渡ります。藤井寺市内には、12地区がだんじり、6地区がふとん太鼓、1地区がこども神輿を所有しています。秋祭りは10月の第2週の土・日曜日を中心に行われ、子ども達や家族連れがだんじりやふとん太鼓、神輿と一緒に地区内を練り歩き、大いに盛り上がります。秋祭りの見どころとして、東連合・西連合ごとに、だんじり・ふとん太鼓が一つの会場に集結し、たくさんの観客の前で、それぞれ勇壮な「練り」を披露されます。市民の大きな楽しみの一つです。(平成23年秋祭り風景:一部を掲載)