花巻市の特産・名物
安全・安心のおいしさをどうぞ
花巻は雑穀の作付面積日本一!その他もおいしいお米やフルーツ、乳製品など高く評価されています。
また南部杜氏、さき織り、ホームスパン等の優れた伝統技術が多く伝えられています。
花巻自慢の匠の技
陶芸
台焼は万寿山の陶石から生まれた東北では珍しい磁器。民芸調に厚手に挽き、米糠を柏葉とした糠青磁も日用の器として親しまれてきました。
台焼の創始者を祖父にもつ杉村密郎氏が独自の創作活動を志し生まれ育った窯を離れ新境地を拓いた瀬山焼。その特徴は、竹ベラを繊細に使っての「櫛目波紋」というオリジナルの作品です。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をイメージした作品も特徴的です。
また南部藩御用窯として歴史をもつ鍛冶丁焼や、夢灯りやランプシェ-ドが女性に人気の早池峰焼など、個性溢れる作品が揃っています。
和紙
300年以上も前から伝わっている「成島和紙」。「コウゾ」の皮を原料に、「ノリウツギ」の粘を混ぜ合わせて、漉き上げた、素朴な和紙です。大量生産では味わえない独特な風合いが魅力で、オリジナルの作品に挑戦することができます。
神楽面
500年以上の伝統を誇る国の重要無形民俗文化財早池峰神楽。その神楽面をかたどった手作りの工芸品は、伝統を感じさせる重みがあります。
花巻傘
享和年間(1801~1803)のころから作られている和傘。材料の竹は県内の真竹を使い和紙は、美濃和紙、鳥山和紙を使っています。全工程を一貫作業で行っており実用本位の傘です。
こけし
「こけし」は東北地方だけに育った不思議な玩具です。一体のこけしが生まれるのには長い時間が必要ですが、なぜか工人の顔に似てくるその表情は不思議な愛着を感じさせます。
染物
昔ながらの染料、製法にこだわり続ける職人技。賢治の世界を布に映し出す技。花巻では伝統を今も守り続ける藍染から、賢治作品をモチーフにした幻想的な一点物など、様々な作品に出会えます。
権現一刀彫
「権現さん」の名で親しまれる素朴な彫刻です。人の願いを叶える神様として、家々に飾られています。「突きのみ」の一刀彫りの作風で、素材は全て大迫産というこだわりの彫刻です。
さき織り
「さき織り」は、古い布を手で細く裂いて横糸に使い、木綿の縦糸に織り込んで独特の風合いを持つ新しい織物に復活させる伝統工芸です。古い着物や布団の布を大切にした昔の人々の優しさや質素な中に新しいものをつくり出す喜びを体験できます。
ホームスパン
スコットランドの農家が発祥の地であるホームスパン。しわになりにくく、軽く暖かな風合いの布地は、服はもちろん、ネクタイ、ショール、小物入れなど多くのファンに愛されています。全国8割のシェアを誇る花巻のホームスパンは、シャネルのパリコレクションにも採用されるなど、世界的にも高く評価されてます。
花巻人形
花巻人形は東北の三大土人形の一つに数えられています。伝承者の没後とだえてしまいましたが、昭和49年、地元の郷土玩具製作者と花巻市の努力により新たに再興され、現在も作り続けられています。