西桂町特集
[山梨県]
山梨県南東部、富士北麓の富士吉田市と都留市の間に位置する西桂町は、人口およそ4,300人、総面積約15.22平方キロメートル、その面積の80パーセント近くを山林が占める山間の町です。
町域の平坦部を中央自動車道及び国道139号線と富士急行線が南北に縦断しているため首都圏や甲府盆地からのアクセスも最良。
西桂町のいいトコ!!
西桂町で憩い・楽しむ
すこやか交流館アーク(旧武道館)
「ボルダリング」練習場を備え、柔道、剣道、空手、合気道の他、卓球、ソフトバレー、ヨガ、トレーニング器具、小学校低学年までの体操器具を備えた複合施設。
鉄骨平屋建て(面積562平方メートル・10メートル×10メートル:2面)で畳は98枚(※利用者にて敷き込み・片付けをしていただきます。)
三ツ峠さくら公園
三ツ峠山から流出する清冽で山女や岩魚が生息する柄杓流川を利用し景観に配慮した公園です。中流部のわんぱく広場は、フィールドアスレチックや小川での水遊びができ、夏休みは子供たちでいっぱいです。下流部のさくらの丘は、町民により植栽した桜が4月の上旬から中旬にかけて満開に咲き誇ります。
屏風岩(びょうぶいわ)
三ツ峠山頂直下に広がる数百メートルに及ぶ大岩壁で、屏風のように真直ぐに屹立していることから屏風岩と呼ばれています。屏風岩の下に多くの石仏が祀られています。
また、屏風岩は日本有数のロッククライミングのメッカです。冬場を除き多くのクライマーたちの姿が見れます。
西桂町の名所・文化
三ツ峠
三ツ峠山は、屏風岩上部の一番高い開運山、標高1,785メートルのことです。屏風岩はロッククライミングのゲレンデとしても有名です。奈良時代に修行の祖、「役行者小角」によって開かれ、その後、三ツ峠仏教信仰の近世の開祖、空胎(くうたい)上人が天保3年に入山、信仰を広めた霊山である三ツ峠は、随所に往時を偲ばせる史跡が残っています。
達磨石(だるまいし)
三ツ峠中興の祖・空胎上人の後継者、三世安西和尚によって建てられたダルマに似た石造物です。
高さ1メートル、巾85センチメートルの大きな自然石に梵字で大日如来を意味するアークという文字が刻まれ、まさにこの山が修験密教の世界であることを表しています。
八十八大師(はちじゅうはちたいし)
文久年間(1861~1863)に近郷の信者によって八十八体の石仏を祀ったといわれています。四国八十八ヶ所巡りを遠くでできない人々のために写しが各地で造られ、その中には、ここで見られるように八十八体の弘法大師像を当てたものもあります。
神鈴権現社(みすずごんげんしゃ)
登山道より奥まったところに小さな社がひっそり祀られています。「甲斐神鈴峯之図」には、「テフヤ」の先に灯籠、鳥居が描かれ、その奥に社殿が描かれています。天保六年(一八三五年)に善応空胎惟阿上人が各地で浄財を集め再建されたと伝えられていますが神社の創建は定かではありません。現在の社は、平成十年(一九九八年)に下暮地地区で再建した石祠と鉄製の鳥居で造られています。毎春、下暮地地区の自治会の役員が登拝し、三ツ峠山の安泰、五穀豊穣などを祈願する例祭が行われています。
西桂町の特産・名物
ミネラルウォーター
当町の特産品として、ミネラルウォーターがあります。
西桂町のミネラルウォーターは、世界文化遺産である富士山に降り積もった雪や雨が長い歳月をかけてろ過され、バナジウムなどの豊富なミネラル成分を含んだ弱アルカリ性の伏流水です。
西桂と織物
西桂は「郡内」地域に含まれており、山中湖を源とする桂川に沿った、耕地の少ない冷涼の土地です。郡内織物の歴史は古く江戸時代に入って絹織物が盛んになりました。