美祢市特集
[山口県]
自然と調和し、潤いと活力にみちたやすらぎと交流の郷
平成20年3月21日、「美祢市」「美東町」「秋芳町」が合併し、新生「美祢市」が誕生してから10年の時が流れました。3億5000万年をかけて創られた大地の上で、10年という最初の一歩をふみだした私たちは日々、人々の交流を巻き起こそうとアイデアを練っています。日本最大級のカルスト台地「秋吉台」や東洋屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」など、このまちの個性を起点に市民のみなさんや市を訪れる人々がふれ合えますように。やすらぎを感じることができますように。ますますの「時」を積み重ね、歩んでまいります。
美祢市のいいトコ!!
美祢市で憩い・楽しむ
別府弁天池
透き通ったブルーの水が不思議なほどの美しさを見せる湧き水「別府弁天池」。この湧水は摂氏14度の透明度の高い水で、環境庁より、昭和60年7月20日、日本名水百選に選定され、灌漑や養鱒にも利用されています。毎年秋にはこの神与の水に感謝の気持ちをこめ、念仏踊りが奉納されます。
所在地 | 美祢市秋芳町別府水上 |
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問い合わせ | 【別府弁天池】 ☎0837-64-0203
【美祢市観光協会】 ☎0837-62-0115 |
水神公園
雁飛山の東の麓、美祢市於福町西寺にある山道に沿った渓流涼景の美しい自然公園です。毎年7月の第1日曜日には同所にて「滝開き」が行われます。夏はそうめん流し、秋は紅葉で楽しめます。
所在地 | 美祢市於福町西寺 |
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問い合わせ | 【秋吉台観光交流センター】☎0837-62-0305 |
カキツバタ群生地
0.5ヘクタールのため池には、約15種類の自然植物が群生し、湿地帯特有のカキツバタやジュンサイ、オオミズゴケなどがよく発達しており、県下でも貴重な学術的資料です。特にカキツバタ群落は、野生種としては山口県内では最も大きく、毎年5月中旬から6月上旬にかけて、紫や白の美しい花を咲かせます。
美祢市の名所・文化
長登銅山
長登銅山は、奈良時代から昭和35(1960)年まで銅が採掘されました。東大寺にある「奈良の大仏」を造立時、長登銅山で産出された銅が使われたことからも、昔から大変重宝されてきた銅であることがうかがえます。現在も、日本最古の坑口や花の山製錬所跡、山神社など各時代の遺跡など長い歴史の面影が色濃く残っており、全国でも大変貴重な場所となっています。
大田・絵堂戦役本陣跡
元治2(慶応元〔1865年〕)年正月、保守派の萩藩政府軍と高杉晋作ら革新派の諸隊が戦った「大田・絵堂の戦い」で諸隊が本陣を置いた所です。この戦いは、長州藩の内訌戦であり、この戦いでの諸隊側の勝利によって、長州藩全体が倒幕論に統一され、やがて第二次長州征伐(四境之役)で幕府の圧力を跳ね返すエネルギーとなり、さらには明治維新を達成する道が開かれました。そのため、この地を明治維新発祥の地とする所以ともなっています。
万倉の大岩郷
直径1~6メートルもの大きさの石英閃緑岩が堆積した石海。めずらしい地質現象で、無数に転がる岩のようすから岩郷と呼ばれています。
美祢市の特産・名物
秋芳梨
甘味と酸味のバランスの良さ、そしてなんといっても、みずみずしくてシャリシャリとした食感が特徴。カルスト台地特有の排水の良さ、昼夜の寒暖差、土壌中の豊富な有機質と長年にわたる秋吉台の石灰分の流入によって糖度の高い、おいしい梨が育ちます。
美東ごぼう
カルスト地帯特有の赤土で育ったゴボウ。肉質が柔らかく、栄養豊富で、香りが良いことが特徴です。出荷時期は11月から12月。美東ごぼうを使った「ごぼううどん」も人気です。
厚保くり
厚保(あつ)地区は栗栽培に適した土地で、実が大きく甘いと好評です。9月か ら10月にかけてがシーズンで、観光農園での「クリ拾い」も体験できます。