下松市特集
[山口県]
遠い昔、松の木に星が降り、「星ふるまち」が地名の由来に残る下松市。山口県南東部の瀬戸内海に面し、天然の良港に恵まれ、古くからものづくりのまちとして発展してきました。
平成以降は、大型小売店の相次ぐ出店による利便性の高さや全国トップクラスの水道料金の安さもあり、住みよいまちとして評価されています。
また、近年、天王森古墳から出土した埴輪群は、1500年前の朝廷との関わりを示す歴史的文化財として、注目を集めています。
下松市のいいトコ!!
下松市で憩い・楽しむ
瀬戸内海国立公園笠戸島
下松市沖の瀬戸内海に浮かぶ三日月形の島。古くから造船業で栄え、瀬戸内海国立公園にも指定され、海水浴場や宿泊施設も充実した下松を代表する観光スポットです。
国民宿舎 大城
瀬戸内海を見渡せる露天風呂「潮騒の湯」。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物を含有する冷鉱泉で、展望露天風呂から眺める夕日は格別です。
笠戸大橋
深紅のランガートラス橋で美しいアーチを瀬戸内海に映しています。2020年に完成50周年を迎えました。
下松市の名所・文化
絹本淡彩妙見社参詣図(けんぽんたんさいみょうけんしゃさんけいず)
文化5(1808)年、法眼信喬の作で当時の鷲頭山、妙見社の上宮中宮および若宮、鷲頭寺の境内の様子と参詣人を描いたものです。
天王森古墳出土埴輪
令和2(2020)年、市内桜町にある天王森古墳から山口県初のものを含む西日本有数の形象埴輪群が出土しました。古墳は全長45メートルの前方後円墳で約1500年前の6世紀前半に築造されたと推測されています。平成29(2017)年には市指定史跡に登録。
出土した埴輪は、大阪府高槻市にある継体天皇の墓ともいわれる今城塚古墳から出土したものと形状が酷似し、古墳の被葬者は当時の王権とも密接につながった実力者と見られています。
出土した埴輪や市内にある多くの遺跡、古墳は、古代から天然の良港を背景に発展してきた下松の住みよさを示す証拠として、今後の研究に期待が寄せられています。
切山歌舞伎(きりやまかぶき)
宝暦の初め(1750年頃)、イノサコの長重良(ちょうじゅうろう)が京参りの帰途、大坂竹本座の人形浄瑠璃や歌舞伎頃に感銘を受け、長男三四良に学ばせたのが起源といわれています。
下松市の特産・名物
笠戸ひらめ
笠戸島で養殖されている「笠戸ひらめ」は、引き締まった身が特徴で、コリコリとした食感が楽しめます。
牛骨ラーメン
牛骨ベースのラーメンは後味の良いさっぱりとした口当たりが特徴のスープで、牛の旨みたっぷりの独特な甘みと香ばしさがあります。いなり寿司と一緒に食べるのが下松流とも言われています。
ハム・ソーセージ
下松市が誇るハム・ソーセージ加工会社は、そのいずれもが本場ドイツで数々の賞に輝き、世界をリードする存在となっています。