米沢市特集
[山形県]
米沢市は、明治22(1889)年に日本で最初に市制を施行した全国31市のうちの1市であり、平成31(2019)年4月に市制130年を迎えました。「上杉の城下町」としてその名が知られ、江戸時代、初代藩主・上杉景勝の重臣であった直江兼続により拡張された城下町が、現在の米沢市街の基盤となっています。米沢市は山形県の最南端。最上川の源である吾妻連峰の裾野に広がる米沢盆地に位置し、福島県と県境を接しています。四季折々の雄大な景観に豊富な温泉群があるほか、登山やスキーなどが手軽に楽しめる「自然の恵み豊かな都市」です。主要な交通に山形新幹線や東北中央自動車道があり、県最南端に位置する優位性を生かして山形県の玄関口として発展しています。
米沢市のいいトコ!!
米沢市で憩い・楽しむ
上杉雪灯篭まつり
米沢の冬を代表するまつり。雪灯篭と雪ぼんぼりにろうそくが灯されると、会場一帯は冬の幻想的な美しさに包まれます。雪で鎮魂の塔をつくり、戦没者のために鎮魂祭が行われるほか、テント村物産展やステージイベントなどが催されます。
所在地 | 上杉神社境内・松が岬公園一帯 |
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小野川温泉
約1,200年の歴史を持ち、小野小町が旅の途中に発見し、病を癒したと伝わる温泉。米沢市街から温泉街まで車で約15分とアクセスも抜群で、夏はホタルが乱舞し「ほたるの里」とも呼ばれています。
天元台高原スキー場
本州トップクラスのパウダースノーを誇り、5月の連休まで春スキーが楽しめるほか、樹氷やかんじき&スノーシュー体験もできます。
所在地 | 白布温泉天元台 |
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電話番号 | 0238-55-2236 |
米沢市の名所・文化
米沢上杉まつり
米沢の春を告げるおまつり。家祖上杉謙信を祭神とする上杉神社と初代藩主景勝・9代藩主治憲(鷹山)を合祀する松岬神社の例大祭で幕を開け、期間中は市内がまつり一色に彩られます。フィナーレは上杉行列と川中島合戦。甲冑行列が市内を練り歩き、松川河川敷では上杉・武田両軍が激突。火縄銃の発砲で決戦の火蓋が切られ、戦国史上最大といわれた戦いを再現します。
所在地 | 伝国の杜周辺、松が岬公園周辺、松川河川敷ほか |
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上杉神社
松が岬公園内に位置する上杉神社は、名将・上杉謙信を祀っています。大正8(1919)年の米沢大火で焼失後、大正12(1923)年に本市出身の伊東忠太の設計により再建されました。境内には上杉家ゆかりの文化財を収蔵する「稽照殿」もあります。また、桜の名所としても知られ、春になると市内外から多くの人が訪れます。
所在地 | 丸の内1丁目4-13 |
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電話番号 | 0238-22-3189 |
上杉記念館
国登録有形文化財。旧上杉伯爵邸で鶴鳴館(かくめいかん)と称されました。大正8(1919)年の大火で類焼し、現在の建物は大正14(1925)年に再建。現在は東京にある浜離宮庭園を模した庭園を見ながら郷土料理が味わえます。
所在地 | 丸の内1丁目3-60 |
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電話番号 | 0238-21-5121 |
米沢市の特産・名物
米沢織
上杉鷹山が武士の婦女子に織物を習得させたのが始まりといわれる米沢織は、織る前に糸を染める染絹織物で、染料は紅花や藍など自然の植物が主流です。現在では絹をはじめ、綿や最新の合成繊維まであらゆる種類の糸を組み合わせて織りなすことができ、さまざまな製品が誕生しています。
遠山かぶ
遠山地区で古くから栽培されており、上杉家が米沢に転封した際に持参し、かぶを作るように奨励されたといわれています。肉質が硬く甘みがあり、長く煮込んでも煮崩れしにくいのが特徴です。
小野川豆もやし
小野川の湯を利用して栽培され、その歴史は明治の初め頃までさかのぼります。歯ごたえの良さがクセになります。