尾花沢市特集
[山形県]
尾花沢市は、山形県の最北東に位置します。標高は70メートルから1,500メートルと起伏に富み、奥羽山脈や出羽丘陵などの山々に囲まれた盆地を形成しています。
冬の季節風が月山や御所山等の稜線にさえぎられ、雪を多く降らせるため、平野部でも積雪量が2メートルに及ぶことがある豪雪地帯です。
尾花沢市のいいトコ!!
尾花沢市で憩い・楽しむ
銀山温泉
古く16世紀に銀鉱が発見され、江戸時代には公儀山として栄えた銀山。現在は木造三層四層の旅館が軒を並べる温泉街として注目を集めています。風格のある落ち着いた町並みには見どころも多く、四季を通じて多くの人々が訪れます。
徳良湖
大正のはじめ、米価の高騰が続き各地で開田事業が盛んに行われていた頃、魚屋兼料亭を営んでいた高宮常太郎氏は、約230ヘクタールの開田の貯水池として築堤を計画しました。工事は大正8年9月に着工し、総工費19万5千円を投じて大正10年5月に完成しました。こうして周囲約2.7キロメートル、水深約5.6メートルの巨大な溜池が誕生し、これが現在の徳良湖です。
日本を代表する民謡「花笠音頭」は、この工事の際に唄われていた「土搗き唄」から生まれたものです。たびたび懸賞付新作歌詞の募集があり、人夫達は仕事に作詞に張り切り、何百という歌詞が誕生しました。
二ツ森
名前の由来でもあるラクダのこぶをイメージしたような形の山で、地元では馬に乗せる鞍に似ているため荷鞍山(ニクラヤマ)と呼ばれています。
尾花沢市の名所・文化
養泉寺
尾花沢10泊のうち7泊を、芭蕉たちはこの養泉寺で過ごしました。境内には芭蕉が詠んだ「涼しさを我宿にしてねまる也」の句碑、いわゆる「涼し塚」と、芭蕉や清風たちの歌仙の連句碑があります。
山刀伐峠
芭蕉と曾良が越えてきた山刀伐峠は、現在では遊歩道として整備され、気軽に散策することができます。
芭蕉清風歴史資料館
この資料館は商家であった鈴木清風邸跡のとなりに建てたもので、江戸時代末期の町家の姿を今に伝えています。展示は「おくのほそ道」関係を中心に、尾花沢の歴史や暮らしに関するものを集めています。
所在地 | 尾花沢市中町5番36号 |
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電話番号 | 0237-22-0104 |
尾花沢市の特産・名物
尾花沢すいか
盛夏のころ出荷される甘くて大きい尾花沢すいか。夏すいかとしては日本一。当市特有の昼夜の寒暖差により、甘味がつくられます。シャキッとした歯ざわりと、口の中いっぱいに広がるみずみずしい甘さは夏の風物詩として親しまれています。
尾花沢牛
黒毛和牛の肥育・出荷数とも東日本トップクラス。当市独特の気候風土で育った尾花沢牛の肉は、軟らかくジューシーな味わいを持っており、なかでも一定期間育てられた高品質のものには、「雪降り和牛尾花沢」のブランド名が与えられています。毎年8月15日には徳良湖畔で「牛肉まつり」も開催。
尾花沢そば
おいしさの秘密は寒暖の差40度という厳しい気候風土と、御所山から流れる清冽な地下水にあります。山形県トップの味と生産量を誇る尾花沢のそばを是非ご賞味ください。原種「最上早生」の風味は絶品です。