由良町特集
[和歌山県]
由良町は、和歌山県のほぼ中央に位置し、西は紀伊水道に面して遠く四国を望み、その海岸線には、氷山のように真っ白い岬が突出し、石灰岩の奇岩が点在するその美観は古く万葉集にも詠まれています。東は白馬山脈の連峰を境として、北は広川町、南は日高町と接して、東西10.9キロメートル、南北6.6キロメートル、面積30.93平方キロメートルの海と山に囲まれた風光明媚な町です。
由良町のいいトコ!!
由良町で憩い・楽しむ
白崎海洋公園
太平洋にのびる群青の海と、太陽に照らされて白く輝く海岸線。”日本のエーゲ海”とも称される海岸は、人間が地球に誕生するさらに昔、約2億5000万年前にできたものだといわれる石灰岩で形成されています。園内にはアウトドア・レジャーを満喫できる「オートキャンプ場」、「ログハウス」が整備されています。
戸津井鍾乳洞
白崎海洋公園から衣奈方面に向かったところの高台、ぽっかりあいたペルム紀(2億5000万年以上前)の石灰洞穴に、神秘の地底世界が広がっており、夏は避暑地にもなる穴場スポットです。
所在地 | 由良町大字戸津井646番地 |
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電話番号 | 0738-66-0406 |
由良海つり公園
桟橋に筏(いかだ)、釣堀を備えた海上のフィッシングスポット、「由良海つり公園」は、初心者からベテランまで年間を通じて気軽に海つりが楽しめます。
由良町の名所・文化
興国寺
興国寺は源実朝の菩提を弔うために、創建された寺で「開山」とも呼ばれています。また、普化尺八の本寺であり、虚無僧の寺としても有名です。
その昔、火事で焼失した寺を天狗が一夜で再建させた伝説にちなんだ天狗祭りや、県無形民俗文化財に指定されている燈籠焼など歴史ある行事や、国の重要文化財に指定されている木造法燈国師坐像(もくぞうほっとうこくしざぞう)、絹本著色法燈国師像(けんぽんちゃくしょくほっとうこくしぞう)、紙本墨書誓度院規式(しほんぼくしょせいどいんきしき)などがある伝統文化が脈々と受け継がれている由緒正しい寺院です。
所在地 | 由良町大字門前801番地 |
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電話番号 | 0738-65-0154 |
アクセス | 紀伊由良駅から1.1キロメートル、徒歩15分 |
宇佐八幡神社
当社は、応神天皇が上陸した平石が起源とされ、場所を転々とした後、現在の場所に鎮座したのは、鎌倉時代とされています。秋の例大祭「由良祭」は、屋形の競り合いや獅子舞で賑わいます。
所在地 | 由良町大字里169番地 |
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電話番号 | 0738-65-2784 |
アクセス | 紀伊由良駅から1.4キロメートル、徒歩15分 |
火祭・燈籠焼
興国寺で毎年8月に行われ、開山以来700年余りの伝統を持つ盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事です。長さ4メートル、重さ約150キログラムの土俑(どよう)と呼ばれる俵に火を付け、勇壮に担ぐ「土俑担(どようかつ)ぎ」や、子どもの松明踊(たいまつおど)りなどが披露されます。また、檀家たちが先祖の送り火のために持ち寄った切子燈籠(きりことうろう)を火の中に投げ込み、読経(どっきょう)と普化尺八(ふけしゃくはち)の献奏(けんそう)の中、しめやかにクライマックスを迎えます。
所在地 | 由良町大字門前801番地 |
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由良町の特産・名物
みかん
柑橘類が豊富な由良町。「ゆら早生」や「さつき八朔」は全国でも人気が高い品種です。ゆら早生は収穫数が少なく、稀少価値の高いみかんです。黒潮の香りを存分に吸い暖かい太陽に恵まれ育った果実は、色・香り・味ともに抜群で、ビタミンを豊富に含んでいます。
クエ
由良の冬の味覚といえば「クエ」。近年、漁獲量が減少し、「幻の魚」とも呼ばれています。むっちりと弾力がある白身と淡いピンク色が食欲をそそる鍋物にはうってつけの食材です。
金山寺みそ
興国寺を開山した法燈国師が中国から製法を伝えたとされる金山寺みそ。昔ながらの具だくさんで甘口のおかずみそです。