新宮市特集
[和歌山県]
新宮市は、和歌山県、奈良県、三重県の県境が接する紀伊半島の東南部に位置しています。市街地は大峰山系に源を発して熊野灘に注ぐ熊野川の河口南岸に展開しています。太平洋に面し、温暖で多雨な気候風土により豊かな水資源と樹木育成に恵まれた素晴らしい自然環境の中にあります。
新宮市のいいトコ!!
新宮市で憩い・楽しむ
瀞八丁(どろはっちょう)
熊野川の支流北山川の渓谷で、屏風を立てたような絶壁の崖と天然林、清流がつくり出す自然美が堪能できます。吉野熊野国立公園を代表する景勝地で、和歌山・奈良・三重の三県にまたがる瀞峡のうち、奈良県十津川村田戸の山彦橋から下流約1キロメートルを「瀞八丁」と呼びます。
御燈祭り
神倉神社の例祭。古代以来の神倉山伏の伝統を伝える祭りともいわれ、白装束に荒縄を締め、御神火を移した松明を持って、神倉山から急な石段を駆け下りる男の火まつりです。
熊野速玉祭
熊野速玉大社の例大祭。15日の「神馬渡御式」は、速玉大社主神の熊野速玉大神の祭礼で、翌16日の「御船祭(神輿渡御式)」は夫須美大神の祭礼です。
新宮市の名所・文化
新宮(丹鶴)城跡 [ しんぐう(たんかく)じょうあと ]
新宮(丹鶴)城跡は熊野川を背にした丹鶴山上にあり、太平洋や市街地を一望できます。熊野川沿いの水ノ手からは炭納屋群が発見されていて、経済活動の拠点としての城の役割が注目されています。
現在、城跡は国史跡として石垣の復元などが行われるとともに、丹鶴城公園として市民の憩いの場となり親しまれています。
水野家墓所
新宮城主水野家歴代の墓碑16基がまとまった形で現存しています。近世新宮城主の歴史と事跡をしのぶ貴重な遺産です。
旧西村家住宅(西村記念館)
大正期を代表する文化人の一人、西村伊作が設計・建築した自宅です。
客間を中心とした旧来の住宅から、今日の一般的な住宅形式である居間中心の住宅の成立に大きな役割を果たした、わが国の近代住宅の先駆例として大変貴重な建物です。※保存修理を終え令和2年4月開館予定です。
新宮市の特産・名物
なれずし
当地方に古くから保存食として伝わる"なれずし"は酢を用いず発酵させ、独特のうまみを醸し出します。アユやサンマ、サバなどでつくられ食通にも非常に喜ばれています。
めはりずし
めはりずしは、大きく握ったご飯を高菜の漬物で包み込んだ郷土料理で、山仕事や農作業の弁当として重宝されてきた歴史があります。めはりずしという名前は、その形があまりにも大きいため、口に入れる際に、つられて目も大きく見張ってしまうこと(目張り)に由来するといわれています。その素朴な味わいは、新宮はもとより、いまや熊野を代表する味として市内各所で販売されています。
茶がゆ
新宮をはじめ、熊野地方に伝わる「茶がゆ」。番茶の香ばしい香りがする独特の「かゆ」は胃にやさしく、地元では親しみをこめて「おかいさん」と呼ばれています。