境港市特集
[鳥取県]
長さ約20キロメートルの大砂州である「弓浜半島」の北端に位置し、三方が海に開けています。秀峰「大山」を背景に、風光明媚な白砂青松の海岸線を有しています。昭和29年に境町が周辺の渡村・外江町・上道村・余子村・中浜村の5か町村と合併して「境港町」になり、さらに昭和31年4月に「境港市」として市制を施行しました。
境港市のいいトコ!!
境港市で憩い・楽しむ
水木しげるロード
JR境港駅前から水木しげる記念館までの全長約800メートルの道沿いに、妖怪ブロンズ像177体が鎮座しています。途中には河童の泉や妖怪神社などのスポットも。日没後には妖怪たちが「影絵」となって路上に映し出され、妖怪ブロンズ像や樹木も妖しくライトアップされます。
白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース
境夢みなとターミナルから皆生まで続く全長15.8キロメートルのサイクリングコースです。「日本の渚百選」、「白砂青松百選」に認定された美保湾と秀峰大山を眺めながらサイクリングやウォーキングができる風光明媚なコースです。
境台場公園
砲台の跡として国の史跡に指定を受けた鳥取藩台場6カ所のうちのひとつ。その跡はいまも現地に残り、ほぼ旧時の遺構を保っています。公園内にはいつでも入ることができ、時期によっては境港灯台の内部も公開され、見学することが出来ます。
境港市の名所・文化
植田家
植田家は、水木しげるロードから北に100メートルほど離れた末広町に位置し、写真家・植田正治(1913~2000)の生家として知られています。
離れは大正期に建築され、床の間と違い棚にはマーブル状の木目が美しい材種が用いられています。外観・内部とも大きな改造はなく、大正期の上質な離れ建築の1つとして価値が認められています。
庄司家
庄司家は境港市渡町の中心部に位置し、市道の東側に沿って建っています。当家は、近世には木綿や鉄の取引、近代以降は蚕繭の取引を行うなど、弓ヶ浜地方をはじめとする鳥取県西部の主要主産物を取り扱う商家として栄えました。
白砂の中に敷設された飛石の配置は、書院前の駕篭置石の大きさと相まって主景的要素となっており、出雲式庭園の様相を持つ名園です。
面谷家
面谷家は、幕末に藩の御廻米所や台場がおかれた花町に位置し、酒や醤油などの醸造業を営んだ商家である。境水道の南側の通りに面しています。
店舗兼主屋の北東に建つ新座敷(旧精米所)は、大正12年頃に建築、元は精米所であったものを座敷に改築したもので、4畳半茶室を組み込むなど、茶道文化を積極的に取り入れています。床柱には松江城の古材が用いられていると伝わっています。
境港市の特産・名物
境港天然本まぐろ
境港は、日本有数の生のクロマグロ水揚げ量です。最高級品の一つとして位置づけられているクロマグロは、魚体の色と希少価値から「黒いダイヤ」と呼ばれるほどです。境港では毎年6月から7月にかけて漁獲され、生産地ならではの料理と価格で喜ばれています。
蟹
境港はカニの水揚げ日本一です。9月から6月まで年間10ヶ月も水揚げがあるベニズワイガニ、冬場にはズワイガニ(松葉ガニ)も多く水揚げされます。その中でもベニズワイガニは全国シェア約6割となります。多くは浜茹でされて姿売りやカニクリームコロッケなどのカニ肉を使用する食品になりますが、産地ならではの鮮度を活かした活ガニでの出荷も最近では多くなっています。
アカエビ
境港では、秋から春に水揚げされます。甘味が強く、身に弾力があり、殻が薄く身を剥がしやすいのが特徴です。