琴浦町特集
[鳥取県]
琴浦町は鳥取県のほぼ中央にある、農業、漁業、商工業が盛んな人口およそ1万7千人ほどの元気いっぱいのまちです。
日本の滝百選に選ばれた「大山滝」やかつてこの地を訪れた後醍醐天皇とゆかりの深い清泉「天皇水」などの美しい水の恵みを受け、地酒のほかかまぼこ、お菓子、牛乳・乳製品、二十世紀梨、全国の品評会でも高い評価を受けた牛肉など多くの特産品があります。
また、琴浦町には、白鳳時代に建立されたとされる県内最大規模の国指定特別史跡「斎尾廃寺跡」をはじめ、室町時代の南北朝の動乱を描いた太平記の舞台となった「船上山」や国指定天然記念物「伯耆の大シイ」など数々の名所・旧跡があります。
琴浦町のいいトコ!!
琴浦町で憩い・楽しむ
鳴り石の浜
丸石が波にもまれて「カラコロ」と音をたてる珍しい浜。“よく鳴る”浜から、“良くなる”浜と験(げん)を担ぎ、パワースポットとして大注目されています。
大山滝
加勢蛇川上流の地獄谷にあり、平成2年に「日本の滝百選」に選ばれた名滝です。
片道約30分のハイキングコースとして、大勢の観光客で賑わっています。
船上山
標高615メートル。四季それぞれに豊かな景勝で、訪れる人々を楽しませてくれます。
光の鏝絵
光集落の土蔵・住宅には、昭和30年代頃に左官職人が漆喰壁に鏝で描いた福神や動植物の浮き彫り(鏝絵)が多く描かれています。光集落のように密集しているのは全国的にも珍しいとされています。
琴浦町の名所・文化
花見潟墓地
約2万基の墓石が東西約350メートルに渡って建ち並ぶ自然発生墓地で、海岸部にあるものとしては日本最大級です。
赤崎塔
宝塔様式と宝篋印塔を併せもつ珍しい塔で、安倍晴明の墓とも言い伝えられています。
神崎神社
地元では「荒神さん」の愛称で親しまれ、水産海運、牛馬の守護神として県内外から厚い信仰を集めています。本殿の彫刻と拝殿の龍の彫刻は見る人を圧巻させる迫力があります。これらは県の指定保護文化財第1号・第2号で、他棟札などは町の指定保護文化財です。
河本家住宅
貞享5年(1688)建築の民家で、当主は代々大庄屋を務めていました。台所の防火天井、客間の南北の庭、膨大な古文書や調度品など近世の歴史を今に伝える貴重な建物です。県民の建物百選のひとつで、春と秋に一般公開されます。