三好市特集
[徳島県]
徳島県三好市は、平成18年3月、三野町、池田町、山城町、井川町、西祖谷山村、東祖谷山村が合併し、誕生しました。四国のほぼ中央に位置し、古くからこの地域は交通の要衝として、また、県西部での社会、経済、文化、観光の中心として発展してきました。
三好市には、大歩危峡や黒沢湿原、紅葉の名所・竜ヶ岳、四国第二の高峰・剣山といった豊かな自然や、四国霊場第66番札所・雲辺寺、平家落人伝説の残る祖谷のかずら橋など、歴史的文化遺産などがあります。また、阿波踊りや祖谷平家まつり、雪合戦四国大会などのイベント、井川スキー場腕山やラフティングスポット、妖怪屋敷、温泉などの施設もたくさんあります。
本市では、近年の高速交通網の整備と相まって、これらの豊かな資源をもとに「自然が生き活き、人が輝く交流の郷」をキャッチフレーズに、交流と連携の拠点を目指しています。
三好市のいいトコ!!
三好市で憩い・楽しむ
大歩危・小歩危峡
結晶片岩が水蝕されてできた溪谷は、大理石の彫刻がそそりたっているかのようで、春は桜・秋は一面の紅葉が清流に色をそえ、スリル満点の舟下りが楽しめます。国の名勝天然記念物に指定されている大歩危の下流約3キロメートルが小歩危。大歩危より構えは小さいですが、奇岩怪石の妙と小歩危砂岩片岩と称される岩肌の美しさは、大歩危片岩に劣らない魅力をもっています。
金剛の滝・龍頭の滝
龍頭の滝:車道が滝壷まで整備されています。落差20メートルで滝壷に落ち込む水は、そのまま飲料水として取水されているほど清冽。その昔この滝壷で弘法大師が修行したと伝えられています。
金剛の滝:龍頭の滝から山腹の遊歩道を300メートルほど登ると山の縁を貫くように、一筋の滝が現れます。落差40メートルの切り立った岩の割れ目から吹き出すように落ちています。原生林に囲まれた滝は、別称「紅葉の滝」とも呼ばれています。
下影の棚田
棚田には精神的な豊かさをみたしてくれる多くの魅力が残されています。中でも下影の棚田は平成11年に選定された「日本棚田百選」にも選ばれました。
三好市の名所・文化
落合集落
江戸中期から昭和初期に建てられた民家や、一つひとつ積み上げた石垣と畑などの光景は、なつかしい山村の原風景を醸し出しています。
児啼爺
児啼爺(こなき爺)は、三好市山城町上名に伝わる妖怪で、民俗学者柳田国男氏が編集した「妖怪名彙」のほか、水木しげる氏の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」にも登場します。
2001年には伝承の残る藤川谷に、地元の有志によって児啼爺の石像が建立。年台座に彫られた「児啼爺」の文字は、水木しげる氏の直筆によるものです。像の横に立つ説明のある石碑の題字は作家 京極夏彦氏の直筆によるものです。
所在地 | 三好市山城町上名 |
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箸蔵寺(池田町州津)
真言宗別格本山で、天長5(828)年に弘法大師が、金比羅神の御神託をうけて七堂伽藍を建て、自ら神像を刻み本尊として開基したといわれ、千年を超える歴史をもつ由緒ある寺です。護摩殿、鐘楼堂などは国指定重要文化財、観音堂は徳島県指定有形文化財に指定されています。
三好市の特産・名物
そば米雑炊
皮をのぞいたそばの実が「そば米」。祖谷地方発祥の郷土料理で、雑炊やだんごをつくり、平家の落人たちが都の暮らしをしのんだともいわれています。
祖谷そば
「祖谷の粉ひき節」にもあるように、昔は祖谷の女性が石臼でひいたそば粉。当時から太く短めの麺が特徴です。素朴な味わいに心から温められます。
ひらら焼き
平らな石を「ひらら」と呼び、これを焼いてつくります。味噌で土手をつくり、アメゴや豆腐、野菜などを入れて香ばしく焼きます。キャンプなどで味わうのもおすすめです。