上板町特集
[徳島県]
板野郡、名西郡の始まりは寛文4年で、明和6年に郡代を改め、明治22年の町村制施行により、板野郡松島町、大山村、名西郡高志村が誕生した。明治、大正、昭和と変遷を経て、昭和30年3月31日に3カ町村が合併して上板町が発足し、現在に至っている。
上板町のいいトコ!!
上板町で憩い・楽しむ
ファミリースポーツ公園
ヘルシースポーツレクリエーションゾーン、コミュニティーゾーン、ビビッドゾーンを軸として、健康の増進と体力の向上を図るとともに、三世代がふれあい、にぎわう憩いの公園です。
第十の堰(せき)
藩政期に吉野川の水流を調整するために作られた堰。非常な困難と犠牲を払って3年の歳月をかけて完成した、堰の水音を聞きながら、阿讃の山並み、徳島市、遠くは県西部の山々を一望できる名所です。また付近は、野鳥保護区域で四季の鳥が観鳥できます。
大山寺力餅
「力餅」は、四百年もの間変わることなく続けられた伝統…。 三方にのせた巨大な重ね餅をどれだけ遠くに運べるかを競う自慢の祭り。男169キログラム、女50キログラムの餅をかついで、力自慢を競うさまは圧巻である。 使用される紅白の重ね餅は、男性用が直径80センチメートルと70センチメートル。優勝者には賞品としてこの餅が贈られる。男性の優勝者でその距離は約60~70メートル位である。
所在地 | 大山寺 |
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上板町の名所・文化
大山寺(たいさんじ)
弘仁年間(810~823)、阿波国を巡歴された弘法大師(空海)により中興されました。昔から開運、除災、縁結びなどの霊験あらたかとして多くの信者を集めています。毎年1月の第3日曜日に「力餅」が行われます。
上板町立歴史民俗資料館
藩政期から明治にかけて全国に名をはせていた特産物「阿波藍」「阿波和三盆糖」の歴史をたどる諸資料や、一億年昔の化石、また石器、土器等、貴重文化遺産の数々を展示しています。
第六番 安楽寺
真言宗高野派の名刹で本尊は薬師如来。
境内には弘法大師が植えたとされる「さかまつ」があり、これにより大師が大厄の歳に「弓矢の難」を逃れたという故事があり、厄除けの寺として今も信仰を集めています。
上板町の特産・名物
阿波和三盆
阿波の国に我国産白糖の王者と言われた和三盆糖が根付いたのは、日本糖業の先覚者であり、創始者である丸山徳弥翁の功績によるところが大きい。あくまで手作りにこだわり、和三盆糖こそ内外いずれの砂糖に比べても絶対最高のものであるという強い自信と誇りを持つ人たちによって、今も伝統の暖簾は守られている。
水引製造所
熨斗(のし)の周りを飾る水引細工は、結納の儀に用いられる縁起物である。
鎌倉時代より始まる「小笠原流熨斗」の技術を継承し、金銀水引の張り合わせ工法という古式技術を守りつづけている。
藍すくも
藍は古く奈良朝以前から栽培されていたようで、大宝二年(702年)に制定された「大宝賦役令」などにも藍関係の記事が見られすでに八世紀初頭には染料として用いられ、その栽培もかなり広範囲に行われていたことがわかる。
乾燥させた葉藍を藍寝床で適量の水を何度もかけては混ぜ合わす作業を繰り返し、発酵させてできた天然の染料が「すくも」であり、それが天然藍染めの原料となる。