阿南市特集
[徳島県]
阿南市は、四国の最東端に位置する、比較的温暖な気候に恵まれた自然豊かなまちです。
四季それぞれに美しい表情を持ち、東部は“阿波の松島”と呼ばれる風光明媚な島並みが広がり、北部は剣山を源とする那賀川が流れ、河口部には沖積平野が開けています。海岸一帯は室戸阿南国定公園に指定され、最東部の蒲生田岬から望む景色は、胸躍る、我がまちならではの絶景を楽しむことができます。
昭和33年5月1日に旧富岡町、旧橘町が合併して誕生した阿南市は、平成18年3月20日に旧那賀川町と旧羽ノ浦町を編入して、現在の市域が形成されました。明石海峡大橋開通による交流新時代の到来とともに、臨海部に工業開発を進め、県南部における政治・経済・教育・文化・観光の中心都市として発展してきました。
近年では、地域を代表する産業であるLEDを活用した“光のまち”づくりをはじめ、地域で盛んな「野球」を核にしたスポーツツーリズムの推進、弘法大師ゆかりの地として受け継がれた「おもてなし文化」の再興など、地域特性を生かした新たな“顔”のブランド化にも力を入れています。
阿南市のいいトコ!!
阿南市で憩い・楽しむ
明谷梅林園
県南最大の梅の名所で、約5万平方メートルの個人敷地にさまざまな品種約4,000本を植栽。見頃は2月下旬~3月上旬です。
蒲生田岬(恋する灯台)
四国最東端の岬で灯台からの眺望は素晴らしく、沖合には伊島がたたずみ、晴れた日には遠く大鳴門橋、淡路島、和歌山県まで望むことができます。また、ハートをイメージしたモニュメント『波の詩(うた)』の空洞からは水平線を望むことができ、想い出の撮影スポットとしても人気で岬の灯台は、日本ロマンチスト協会から「恋する灯台」に認定されています。
北の脇海水浴場
日本の渚百選に選ばれている、約2キロメートル(遊泳区域は300メートル)にも及ぶロングビーチ。約12ヘクタールの松林も有する白砂青松の海岸です。夏には多くの海水浴客でにぎわいます。
阿南市の名所・文化
「かも道」の丁石と空海伝説
丁石とは、目的地までの距離を示すために建てられた標識。「かも道」には、南北朝時代(1365年)の年号が記された四国最古の丁石が残っています。また、大岩の落石を拳一つで受け止めた大岩伝説や飛行伝説など、空海にまつわる伝説が残り、行き交う人の関心を集めています。
太龍寺
延暦11年、弘法大師が創設したと伝えられている太龍寺。標高602メートルの山頂付近にあり、西の高野と称され、周囲に樹齢数百年の老杉が屹立し、江戸時代に再建された仁王門、六角経蔵などの諸堂が立ち並んでいます。山道は急峻で、遍路ころがしと呼ばれる難所が続きます。
平等寺
弘法大師がこの地で修行中、薬師如来を感得して自らその像を刻んで本尊として伽藍を建立したといわれています。その時に加持水を求めてこの地を掘ったところ、白い霊水が湧き出てきたために、山号を白水山としたともいわれ、ここから湧き出る水は万病の妙薬として有名です。
阿南市の特産・名物
椎茸
肉厚で香り高い阿南産の生しいたけは、和・洋・中のどんな料理にも合いますが、そのまま焼いてもおいしくいただけます。
たけのこ
阿南の自然に育まれたタケノコは、独特の風味で歯切れが良く、新鮮なうちに出荷する京阪神地区では「朝掘りタケノコ」として有名です。
いちご
市内で栽培されるいちごは、果実がしっかりしていて日持ちがよく、甘さと酸味のバランスが優れています。また、ビタミンCの含有量が他の品種と比べて多いのも特徴です。