蕨市特集
[埼玉県]
蕨市は、古くから中山道の宿場町として栄え、にぎわいを見せていました。その後、機(はた)織物のまちとして栄え、経済の基盤を築きました。戦後は、首都圏の拡大とともに住宅都市として順調に発展し、現在に至っています。今でも蕨の歴史がしのばれる機まつりや宿場まつりなどの催しが行なわれています。また蕨市は、成人式の発祥の地であることや市域面積が5.11平方キロメートルと全国一のミニ市であり、人口密度が全国で最も高い市として知られています。このように面積が小さく人口密度の高いまちのなかで、住民どうしの交流も深く、各地域におけるコミュニティ活動や生涯学習活動などが活発に行なわれています。市では、平成26(2014)年3月に、今後10年間の市政運営の基本指針となる、「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンを策定。まちの将来像「安心とにぎわい みんなにあたたかい 日本一のコンパクトシティ蕨」を目指して魅力あるまちづくりを進めています。
蕨市のいいトコ!!
蕨市で憩い・楽しむ
機まつり
江戸時代の終わりから明治時代にかけて蕨が綿織物のまちとして栄えるきっかけになった高橋新五郎とその妻いせが祀られている機神社(塚越稲荷神社)。その機神社に綿織物業の繁栄を祈願し、同業者が集まってお祭りをするようになり、これを町全体のお祭りとして取り上げ、昭和26(1951)年に機まつりが始まりました。毎年8月に、西口駅前通りと桜橋通りをメイン会場にし、七夕装飾コンクールやライブショー、手おどり、物産販売会などが行われ、多くの人で賑わいます。
郷南公園
明るく開放的な公園で、春にはお花見が楽しめます。ブランコなどの遊具があります。
※トイレあり(隣接の富士見公園)
所在地 | 錦町2-17 |
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中仙道蕨宿苗木市・藤まつり
苗木市では草花や苗木の店が立ち並び、三学院では樹齢100年以上とも言われる藤の一般公開をはじめ、野点や日本舞踊などが開かれます。
所在地 | 中山道本町通り、三学院 |
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子育て支援フェスタ
市内の5つの児童館で開催。親子で楽しめるイベントが盛りだくさん。
所在地 | 福祉・児童センター |
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蕨市の名所・文化
三学院
正式には金亀山極楽寺三楽院。徳川家康より寺領20石を寄進する旨の朱印状が授与されています。以後、歴代将軍からも同様に朱印状が与えられています。
所在地 | 北町3-2-4 |
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蕨本陣跡
大名や公家などの休泊所であり、庶民は利用できませんでした。文久元(1861)年には、皇女和宮が将軍家へお嫁入りの途中、蕨宿本陣で休憩しました。
所在地 | 中央5-17 |
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歴史民俗資料館分館
明治時代に織物の買継商をしていた家を、分館として公開しています。建物は、木造平屋寄棟造り。
所在地 | 中央5-19-3 |
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電話番号 | 048-432-2477 |
蕨市の特産・名物
わらびりんご
「りんごのない季節に病人や子どもに新鮮なりんごを食べさせたい」と、錦町に代々続く農家の故・吉澤正一さんが情熱を傾け、約20年に及ぶ研究・開発が実を結び、わらびりんごは昭和56年に誕生しました。
「りんごは、秋から冬にかけて収穫」という常識を打ち破り、6月中旬ごろから収穫することができます。わらびりんご公園をはじめ、市役所や小学校、保育園などで見ることができます。
わらびりんごサイダー
市民団体や農家の有志が「わらびりんご」の本格的な育成に取り組む中、商品化の第一弾として誕生したのが「わらびりんごサイダー」。地域で愛されるご当地サイダーで、その年に市内で採れたりんごを果汁に使用し、酸味を生かした刺激的な飲み口が魅力です。
所在地 | わらびりんご生産管理団体(蕨市商工生活室内) |
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電話番号 | 433-7750 |