滑川町特集
[埼玉県]
滑川町は、埼玉県のほぼ中央部、首都60キロメートル圏に位置します。
東西約4.8キロメートル、南北約7.2キロメートル、面積約29.68平方キロメートル。全町域の60パーセントがなだらかな丘陵地から成り、北東部には国営武蔵丘陵森林公園が広がっています。町の中央を滑川が、南東部を市野川が流れ、かんがい用水として約200個のため池が点在。滑川を境に、北部は農業地帯、南部は住宅と工業地帯です。人口は約19,000人。町づくりの目標である「住んでよかった生まれてよかったまちへ住まいるタウン滑川」を目指していきます。
滑川町のいいトコ!!
滑川町で憩い・楽しむ
月輪神社の獅子舞
月輪の獅子舞は、7月と10月の年2回奉納されます。悪魔除けのため、月輪神社で舞が行われますが、かつては月輪中の民家を1軒1軒廻って舞ったということです。
盆踊り
青年団の主催で行われます。伝統を受け継ぐ昔ながらの作り方で組んだ三段のやぐら。屋台も並び大変なにぎわいです。
二ノ宮山
丘陵が重なり合い、風景が開けにくい土地にあって、二ノ宮山は郡内が一望できる眺めのよい山として親しまれています。その山頂には平成6年、町のシンボルとして「二ノ宮山展望塔」が建てられました。大きな歴史的区切りとなる21世紀にちなみ、その高さは21メートルです。屋上からは、東京スカイツリーや筑波山、浅間山などの大パノラマが広がります。
滑川町の名所・文化
慶徳寺四天王像
慶徳寺は曹洞宗の禅寺。四天王門は、本来薬師堂の門であったようですが、今は寺の総門となっています。四天王は仏法を護持し、信者を守るといわれ、東方持国天、西方広目天、南方増長天、北方多聞天(毘沙門天)です。寄木造りで江戸時代中期の作と思われます。
所在地 | 滑川町大字中尾812 |
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泉福寺木造阿弥陀如来坐像
阿弥陀如来坐像は、平安末期から鎌倉初期にかけての作品で、定朝(じょうちょう)の様式を持つ当時の最高傑作といわれています。つくられた時期は確定できませんが、体内に残された修復銘から建長6年(1254年)に解体修理されたことがわかりました。仏像拝観の場合は、教育委員会に申請が必要です。
所在地 | 滑川町大字和泉1681 |
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羽尾道祖神
羽尾の道祖神は、双体(そうたい)道祖神(どうそじん)と呼ばれるもので、宝暦十年銘(1760年)があります。男女の神像が向合い、互いに手をつないでいます。今でも足の悪い人が願をかけ、足が治ると履物を供えるという信仰がおこなわれています。
所在地 | 滑川町大字羽尾 |
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滑川町の特産・名物
谷津田米
滑川町には、古来よりそれぞれの谷津(谷間)に沼が作られ、その数は200を超えます。これは全国的にめずらしく、地形と気候をよく考えて作られた昔の人の知恵と工夫と努力のたまものです。おかけでこの沼水を使って、大切な米づくりが続けられています。この谷津で作られたお米が「谷津田米」です。
栗(ぽろたん)
町の特産品として、栗の栽培、販売を行っています。中でも「ぽろたん」は、ぽろっと皮がむきやすく、イベントなどで販売する焼き栗はとても好評です。
ころ柿
「完全復活を目指して!」戦前には、滑川町を含んだ近隣地域において100万個のころ柿が全国に出荷されていました。しかし、生産者の減少などで7軒ほどあった農家は現在1軒のみですが、その技術を継承した生産者組合が結成され、生産を行っています。