柏原市特集
[大阪府]
柏原市は、大阪平野の南東部、大阪府と奈良県の府県境に位置し、市域の3分の2を山が占め、中央部を大和川が流れています。大阪の中心部からわずか20キロメートル程の距離にもかかわらず、山や川などの多彩な自然環境に恵まれた府内でも有数の緑豊かなまちとなっています。
山麓にはぶどう畑が多く、夏から秋にかけては、ぶどう狩りが盛んに行われています。また、このぶどうからできたワインは、柏原地ワインとして知られています。
柏原市のいいトコ!!
柏原市で憩い・楽しむ
大和川河川敷緑地公園
大和川河川敷から見る夕日はとても美しく、フォトジェニックなスポットとなっています。川面を眺めながらジョギングやお散歩を楽しむ方もたくさん。冬になると大陸からユリカモメが飛来し川面を舞う姿が見られます。
所在地 | 柏原市役所前(安堂町) |
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電話番号 | 0724-972-1598(都市管理課) |
柏原シティキャンパスマラソン
大阪教育大学柏原キャンパス内のアップダウンのあるコースで開催されるマラソン大会。
所在地 | 旭ケ丘4丁目698-1 |
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こいのぼりまつり
4月末から5月初めにかけての「こいのぼりまつり」では、約100匹のこいのぼりが市役所本館2階テラス通路で泳ぎます。その他、絵画作品の展示なども行っています(※実施場所を変更する場合があります)。
柏原市の名所・文化
大坂夏の陣 古戦場跡
玉手山丘陵から石川にかけての一帯は、大坂夏の陣で徳川方・豊臣方が激突した「道明寺の戦い」(小松山の戦い)の古戦場です。この戦いで豊臣方を率いていた後藤又兵衛は傷を受けて戦闘の指揮がとれなくなり、切腹したと伝えられています。玉手、片山一帯には、後藤又兵衛の碑のほか、両軍戦死者の供養塔、夏の陣の碑などが建てられています。
所在地 | 玉手町~片山町 |
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関西本線
三郷河内堅上間橋梁群
昭和6年から7年にかけて亀の瀬付近で起きた地すべりによってトンネルが崩壊し、通行が不可能となりました。これを迂回するため設けられた大和川を渡る橋梁2カ所は、特異な構造を採用した希少な鉄道構造物です。
所在地 | 国分東条町 |
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近鉄道明寺線
鉄道構造物群
道明寺線(道明寺駅~柏原駅)の4つの橋梁が「近鉄道明寺線鉄道構造物群」として認定されています。明治31年の開業時に築造され120年以上経過した現在も、現役の鉄道橋として使用されています。
所在地 | 上市 |
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柏原市の特産・名物
ぶどう
ぶどうが本格的に栽培されるようになって100年以上。現在は、市内通称「東山」などを中心に約200軒の農家が栽培し、総収穫量は約1,000トンに達しています。
柏原のワインは、大正10年ごろ、市場出荷に適しないぶどうを加工して販売したのが最初と言われています。現在も高品質のワインを生産し好評を得ています。
みかん
味が濃く、酸味と甘みがしっかりある柏原産の温州みかん。最近では、農家と飲食店が協同して「柏原産を使ったオリジナルメニュー」の開発に取り組むなど、ぶどうに次ぐ特産物として注目されています。
浪華本染め(注染)
布地の染色が始まったのは明治の末期から大正のはじめごろ。柏原市の浴衣の生産量は最盛期には全国生産量の約25パーセント(約250万反)を占めていました。生産量は大幅に減少しましたが、注染の技法による染色の伝統産業は今も残っています。
令和元年11月20日には、「浪華本染め」として国の伝統的工芸品に指定されました。