高梁市特集
[岡山県]
高梁市は、岡山県の中西部に位置し、県下三大河川の一つ高梁川が中央部を南北に貫流し、その両側に吉備高原が東西に広がっています。地勢は総じて西に高く東に低く高梁川と成羽川、その支流に沿って帯状に曲折した低地部と高原部に至る傾斜部および高原部分からなっています。
この地域は、古来「備中の国」として中核を占め、近世では幕藩体制のもとに備中松山藩を中心として、また近代以降においても政治、経済、教育の中心地として栄え、今日に至っています。
高梁市のいいトコ!!
高梁市で憩い・楽しむ
天空の山城
秋には大手門跡付近の木々が紅葉し、天然の岩盤を巧みに利用して築かれた石垣が燃えるような朱色に覆われる景色は圧巻です。また、臥牛山では秋から冬にかけて、よく晴れた早朝に、雲海が見られることで有名です。雲海に浮かぶ備中松山城の姿は幻想的で、天空の山城の異名を持ちます。
羽山渓
成羽川の支流である島木川の上流約2キロメートルに渡って続く石灰岩渓谷。不動の滝や鍾乳洞など変化にとんだ景観が連なり、新緑や紅葉の名所にもなっています。
春らんまん!弥高つつじ祭
公園内に咲き誇る10万本のツツジが楽しめます。
高梁市の名所・文化
備中松山城
標高430メートルの臥牛山頂上付近に立つ「備中松山城」。現存天守12城の一つで、天守の現存する山城としては唯一のものであり、日本三大山城に数えられています。備中松山城は、鎌倉時代から戦国時代には「戦のための城郭」として、江戸時代には「備中松山のシンボル」として、備中の拠点としての役割を果たしてきました。
備中松山の城下町
備中松山城の城下町として発展した高梁は、城下町の町割りや町家が今も残り、歴史的な町並みを形成しています。文化的価値の高い建物が集まり、中でも武家の町として営まれた石火矢町は、今も格式高い武家屋敷が建ち並んでいます。
吹屋ふるさと村
赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された、見事な町並みが整然と続く吹屋。この町並みこそ、江戸末期から明治にかけ、吹屋の長者達が後世に残した最大の文化遺産です。
高梁市の特産・名物
白桃
高梁市の特産品として欠かせない白桃。中でも清水白桃は、普通の白桃と比べて赤みが薄く、気品漂う人気商品となっています。
芍薬(しゃくやく)
しゃくやくは、露地もので5月まで岡山・大阪を中心に出荷しています。
鮎料理
カルスト台地によりその水には多くのカルシウムが含まれると言われる高梁川でとれる鮎は、非常においしいと評判です。