田上町特集
[新潟県]
田上町は、県都新潟市の南東に位置します。
東側は森林地帯、西側は田園地帯そして信濃川、中央部に住宅地。自然の恵み豊かな町で、農産物では米はもちろん、桃、梅、竹の子などの特産品があります。
町の中央部に、南北に走るJR信越本線と国道403号線があります。JRは羽生田駅と田上駅とがあり、新潟駅までは約35分。北陸自動車道「三条・燕 I.C」から13キロメートル、磐越自動車道「新津I.C」から10キロメートル、上越新幹線「燕三条駅」から13キロメートルです。
明治20年4月、原ヶ崎新田、湯川村、横場村、曽根村を併せて、田上村に4カ村戸長役場が置かれました。明治22年4月、町村制実施の際、横場村と曽根村を分離して横場村とし、その他の3村を併せて田上村となり、明治34年11月1日、羽生田村、保明村、横場村を合併して現在の行政区域となりました。現在の田上町は、地の利の良さから住宅適地として転入世帯が急増し、これを契機として昭和48年8月1日、町制施行を行いました。
田上町のいいトコ!!
田上町で憩い・楽しむ
護摩堂山
標高274メートルの護摩堂山は田上町のシンボル。約40分で到着する山頂からは、蒲原平野の田園風景、弥彦山、さらに佐渡ヶ島まで見渡すことができます。夏には日本の国蝶・オオムラサキが舞うなど自然も豊か。かつては修験の山と言われ、4月29日の山開きには、名前の由来である護摩壇を山伏が焚いて祈祷が行われます。護摩堂城が築かれていた城跡でもあり、本丸跡や御蔵屋敷跡などにその面影を見ることができます。
梅林公園
約2,000本の梅が3月中旬からほころび始め、満開時には甘い香りが園内に漂う梅林公園。白梅や紅梅、枝垂れ梅など、多彩な花が目を楽しませてくれます。また、梅林公園のすぐ近くの山の斜面一帯は、田上町特産の梅が栽培されている梅団地となっていて、あたり一面に梅の花が咲いている様子は見事です。4月上旬には「田上うめまつり」が開催され、イベントとともに梅のお花見を楽しめます。
総合公園YOU・遊ランド
緑がいっぱいの広大な敷地の中で、思いっきり体を動かして遊べる総合公園。木製遊具が揃ったアスレチック広場、そりで滑り降りるちびっこゲレンデ、60メートルのローラー滑り台、平衡感覚が失われるびっくりハウスなどがファミリーに人気。大人も思わず夢中に。バーベキューやキャンプも楽しめます(有料)。
田上町の名所・文化
椿寿荘(旧田巻邸)
幕末期には千町歩地主となり、越後屈指の豪農として知られた田巻家(原田巻家)の離れ座敷として建てられた館。当時日本三大名人の一人と言われた、富山県井波の宮大工・松井角平を棟梁に招き、3年半の歳月をかけて大正7年(1918年)に完成しました。会津欅、木曽檜など全国から集めた銘木が配され、なかでも露縁の庇を支える、約20メートルの節ひとつない吉野杉の丸桁は圧巻。庭は京風の枯山水で、新緑と紅葉の季節にはその美しさが更に際立ちます。
湯川五社神社
静かな山懐にある歴史ある神社で、拝殿内に畳6畳を敷いた「神楽場」があり、1811年(文化8年)からそこで神社の祭礼のたびに神楽が奉納されてきました。現在は宮司知野家を中心とした怜人会によって継承されています。
旧湯田上温泉街
かつて旅館や料理屋が合わせて20軒以上あり、芸妓が行き交った旧温泉街の面影を残すエリア。小路を散策すればタイムスリップ気分に。
田上町の特産・名物
田上町五大食材
恵まれた自然風土がある地で、情熱を持った生産者によって丹精込めて育てられる田上町の農産物。皮が柔らかく果肉が多い田上のブランド梅「越の梅」をはじめ、新潟県を代表する食材でもあるルレクチエ、越後姫、枝豆、桃は、町自慢の5大食材です。