吉野町特集
[奈良県]
吉野町は、昭和31年に旧吉野町、上市町、中荘村、中龍門村、国樔村、龍門村が合併して生まれました。奈良県の中央部、吉野郡の北部にあって、町の中央部を東から西に吉野川が流れています。町域の一部は吉野熊野国立公園、吉野川・津風呂県立自然公園に指定されており、全国的には「吉野山の桜」が有名です。
吉野町のいいトコ!!
吉野町で憩い・楽しむ
津風呂湖ひらき
津風呂湖では春の訪れを告げる津風呂湖開きが開催され、湖上でボート遊びや魚釣りを楽しむ来訪者の安全を祈願して、湖上安全祈願祭が行われます。この行事が終わると津風呂湖は本格的な観光シーズンに入り、春と秋の魚釣り大会や、夏のボート大会、またシーズンを通してのボート遊びや魚釣り(ヘラブナ・コイ・ブラックバス)客で賑わいます。
所在地 | 津風呂湖乗船場 |
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吉野町の名所・文化
𠮷水神社(よしみずじんじゃ)
重要文化財(書院)。元は吉水院という金峯山寺の格式の高い僧坊でしたが、明治の廃仏毀釈の影響を受け、現在の神社の形となりました。天武天皇の白鳳年間に役小角が創建したと伝わっています。鎌倉時代には鎌倉幕府から追われた源義経が静、弁慶などと潜居したり、南北朝時代には南朝を開いた後醍醐天皇の行在所にもなりました。
金峯山寺節分会・鬼火の祭典
吉野山金峯山寺蔵王堂で節分の法要が行われます。法要が終わると、鬼を改心させる「鬼の調伏式」が行われます。この調伏式は他の寺社のものとは違い、「福は内、鬼も内」と唱え、全国から追われてきた鬼を迎え入れようとするものです。そして経典の功徳や法力によって、また信徒らが撒く豆によって、荒れ狂う鬼たちを仏道に入らしめて終わります。
所在地 | 金峯山寺蔵王堂境内ほか |
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浄見原神社国栖奏
吉野町南国栖の天武天皇を祭る浄見原神社で古式ゆかしく行われます。早朝から精進潔斎をした舞翁二人、笛翁四人、鼓翁一人、歌翁五人が神官に導かれて舞殿に登場し、朗々とした歌翁の声とともに、舞翁の振る鈴の音が冷えきった空気にこだまして、参拝の人たちの胸に古代の息吹をよみがえらせてくれます。
所在地 | 浄見原神社境内 |
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金峯山寺蓮華会・蛙飛び
白河天皇の時代、不心得な男が役行者や金峯山を侮辱したので鷲の窟にさらわれたといいます。その後、男は反省したので、金峯山寺の高僧が男を蛙の姿にして救い出し、蔵王権現の宝前でその法力によって人間に立ち返らせたという伝説を実演します。
所在地 | 金峯山寺蔵王堂境内 |
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吉野町の特産・名物
地酒
吉野地酒3銘柄である猩々(しょうじょう)、花巴(はなともえ)、八咫烏(やたがらす)などの地酒が好評です。
吉野割り箸
吉野の森の恵みを生かした逸品。木目の美しさと芳しさを合わせ持つ吉野杉箸と桧箸。建築用余材から生まれた自然にやさしい使いやすい箸です。
吉野葛
吉野では葛の根を砕き厳寒期の冷水にさらす製法を今なお続けています。くず湯・くず菓子・くず切りなど多数あります。
柿の葉すし
シメサバを柿の葉でくるんだ押し寿司で、柿の葉の香りと寿司飯が絶妙にマッチしています。さっぱりした味わいが人気。