西海市特集
[長崎県]
永禄5年(1562年)、日本最初のキリシタン大名である大村純忠(1533年~1587年)が横瀬浦(西海町)にポルトガルとの貿易港を開港したことから、本市は南蛮貿易やキリスト教とゆかりの深い歴史を持っています。
江戸時代には大村藩に属しており、大村藩の捕鯨基地としても栄えました。
その後は、炭鉱全盛時代と石炭から石油へのエネルギー革命による炭鉱閉山の歴史を持ち、各所に当時を偲ばせる炭鉱遺跡が残っています。
町村制が施行された明治22年4月時点では、13村で構成されていましたが、その後の合併、編入、町名変更を経て、昭和44年1月に西彼町、西海町、大島町、崎戸町、大瀬戸町の5町構成となり、平成17年4月1日に5町が対等合併し、西海市となりました。
リアス式海岸などの複雑な地形を持った海岸線や、点在する大小さまざまな島、丘陵起伏が続く地形といった美しく優れた自然景観を有しており、西海国立公園、大村湾県立公園、西彼杵半島県立公園の3つの自然公園に指定されています。
西海市のいいトコ!!
西海市で憩い・楽しむ
大島大橋
平成11年11月11日11時11分11秒に開通した全長1,095メートルの白い斜張橋。この架橋により交通の利便性が飛躍的に高くなり、多くの観光客にも利用されています。平成23年からは交通料も無料化されています。
崎戸海浜公園
夏場に人気のレジャースポット。西海市の最西端に位置し、天気がよければ西方に五島列島を望むことができます。また、砂浜までスロープが設置され、バリアフリー構造となっています。ぜひ、美しい海に親しんでください。
所在地 | 崎戸町 |
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つがね落としの滝
長崎百景に選ばれた滝。滝壷がないことで名が知られ、水は滝の下にある大きな平石の上に流れ落ち、飛び散るしぶきは、実に壮観です。
所在地 | 大瀬戸町雪浦河通郷 |
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西海市の名所・文化
ホゲット石鍋製作遺跡
石鍋は、古代から中世にかけて煮炊きに使用された道具。西彼杵半島の山中には70箇所を超える石鍋製作遺跡が確認されています。
所在地 | 大瀬戸町瀨戸羽出川郷 |
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西彼杵半島猪垣基点
猪垣は、猪や鹿などの食害から田畑を守るために築かれた石垣です。文化財に指定されている玄武岩の基点石には「享保七」の刻字があります。
所在地 | 西海町中浦北郷 |
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松島炭鉱第4坑跡
松島の石炭採掘は、江戸時代の天明元年に松島の北に位置する串島で採取が最初とされています。第4坑の坑口の周辺が文化財指定地になっています。
所在地 | 大瀬戸町松島外郷 |
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西海市の特産・名物
みかん
西海市は全国的にも有名なみかんの産地。糖度が高く、甘い西海市のみかんは多くの人に愛されています。
うず潮カキ
大村湾で育つカキは、大型で身が詰まり、プリプリの食感が特徴。カキそのものの旨みが楽しめます。
ゑべす蛸
市のブランド蛸。身が引き締まっており、肉厚で、コリッコリッとしたコシのある歯応えが特徴です。