長与町特集
[長崎県]
長与町は、東を諫早市、南を長崎市、西を時津町と接しています。北東に琴の尾岳をはじめとする標高300~400メートルの山々、西に50~150メートルの小丘陵、南に150~400メートルの山々と、三方を山に囲まれ、北は波穏やかな大村湾に面しています。
また、長与町のシンボルとも言える長与川(約8キロメートル)が町の中心部を南から北へ流れています。
長与町のいいトコ!!
長与町で憩い・楽しむ
堂崎鼻
堂崎鼻は町の最北端、波静かな大村湾に突き出たリアス式の海岸。ごつごつした岩肌と目の前に広がる真っ青な海とが鮮やかなコントラストを見せています。沖には、長崎空港を望み、そこから飛行機が離発着する様子も長与ならではの風景です。
琴ノ尾岳
町の北東にそびえる標高451メートルの琴ノ尾岳。江戸時代には、長崎の異変を大村藩へ知らせたのろし台があったというだけに、その眺めは抜群。展望台からは、東に多良岳や雲仙、北に大村湾や長崎空港、南に長崎市街地や長崎港など、360度のパノラマが広がります。
中尾城公園
昔の山城の跡に作られた公園です。公園のシンボルでもある赤い橋(エアロブリッジ)から見える景色は絶景です。また、草スキーや遊具などで遊ぶことができます。春には桜がきれいに咲き、花見にはぴったりの場所です。公園の中には町民文化ホールや陶芸の館、展望台などもあります。
長与町の名所・文化
寺屋敷跡・五輪塔群
五輪塔というのは、墓石、または墓標的なもの、供養塔として最も顕著な石造物です。この五輪塔は、「郷村記」に照らし合わせてみると、南北朝時代から室町時代をへて戦国時代までに建立されたものとみなされます。
中尾城跡
今は、森になっていますが、土塁・石垣・堀切などが残っています。「郷村記」の記録に天文年間(1532年~1554年)に長与権之助が築いたとされています。
長与堂崎遺跡
町内最古の遺跡で町の最北端に位置しています。今から約3~2万年も昔にさかのぼる「旧石器時代」の終わり頃の石器群を含む遺跡です。
長与町の特産・名物
みかん
約500年前に温州みかんが中国から鹿児島に伝わり、長崎では天明年間(1780年~1788年)に西彼杵郡で栽培が始まったといわれています。240年以上の歴史を持つ長与町のみかん栽培は、秋には山全体がみかん色になってしまうほどの作付面積を誇っています。
いちじく
長与町は県内でも有数のいちじくの産地です。ハウス栽培のものは5月下旬から出荷され、露地ものは8月中旬~9月下旬頃が最盛期です。生食のほか、ジャムにも加工され、毎年あっという間に完売します。
牡蠣
大村湾に面する長与町では、昔から小型底引漁業を中心に内湾ならではの漁業が行われてきました。水揚げされる魚介類は、タコ、ヒラメ、ナマコ、イカ、シャコなど多彩です。冬になると、大村湾漁協直売所などでその日とれたばかりのカキを購入することができます。