信濃町特集
[長野県]
信濃町は長野県の北端にあり、北信五岳(黒姫・妙高・戸隠・飯縄・斑尾)に囲まれた盆地状の土地で、妙高戸隠連山国立公園の一部が位置しています。
海抜が、約650メートル以上、東西約16.7キロメートル、南北約11.4キロメートルのほぼ横長の形をしており、総面積(149.3平方キロメートル)の約72パーセントが森林におおわれ、平地が少ない複雑な地形をしています。
信濃町のいいトコ!!
信濃町で憩い・楽しむ
黒姫高原
黒姫山の東山麓には黒姫高原が広がっています。冬は天然雪100パーセントのパウダースノーが楽しめるスキー場、夏から秋にかけてはダリアやコスモス、紅葉が楽しめます。また静かな森の中にホテルやペンション、貸しコテージなどが点在。夏の涼しく爽やかな環境、冬の雪に囲まれた幻想的な環境で、宿泊スタイルに合わせてゆっくりと滞在することができます。
苗名滝
信濃町の新潟県境にある苗名滝。「日本の滝百選」にも選ばれており滝口から滝壺まで55メートルの落差があります。苗名滝付近の遊歩道も自然が多く、岩場に苔がたくさん生えている幻想的な風景は写真スポットとして人気です。
斑尾東急リゾート(タングラム斑尾)
ホテル、ゴルフ場、スキー場、アウトドアアクティビティの施設が一体となった複合リゾート施設。自然の地形を利用したゲレンデで初心者から上級者まで楽しめます。
野尻湖子ども未来の森
野尻湖畔にある遊歩道「象の小径」から少しだけ脇に入ったところにある、見通しの良い明るい森。眼下に野尻湖を眺められるビューポイントには、ベンチとデッキがあり、ゆっくりと過ごすことができます。
信濃町の名所・文化
菅川神社の大杉群
町の天然記念物に指定された菅川神社境内の大杉群。1984年に伐採された杉の年輪が980年であり、拝殿前の大杉はそれよりも太いことから、樹齢推定約1000年とも言われています。
小林一茶旧宅(国指定史跡)
15歳で江戸に出た俳人小林一茶は、50歳で故郷柏原に戻り父の遺産を弟と分けました。しかし、文政10年(1827年)に、住居は大火で焼失し、焼け残った土蔵に住んだものの、同年に亡くなりました。一茶終焉の土蔵は現在も史跡として大切に保存されています。
所在地 | 信濃町柏原48、49 |
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信濃町の特産・名物
ブルーベリー
信濃町は寒さに強いハイブッシュ系ブルーベリーの適地で、昭和46年に全国初の経済栽培が始まりました。ブルーベリーには眼精疲労軽減や老化防止のアントシアニン、食物繊維やビタミンA、Eが豊富。春に白い花を咲かせ、秋には美しい紅葉を見せるツツジ科の植物で、観賞用としても人気があります。
トウモロコシ
信濃町では、明治中期からトウモロコシの栽培が始まり、昭和12年に新種がカナダ人宣教師アルフレッド・ストーン氏によって導入されました。寒暖差が大きい高地と黒ぼく土の環境が甘くて美味しいトウモロコシを作り出すため、その美味しさを求めて多くの人々が信濃町を訪れる、信濃町を代表する農作物です。
蕎麦
野尻湖周辺の堆積物から見つかった花粉により、1500年前からソバが栽培されていたことが明らかになりました。黒姫を中心に妙高市関川から長野市戸隠までの霧が多い地域で作られたソバは「霧下ソバ」と呼ばれ、最高品質のソバとされてきました。小林一茶も蕎麦を愛し、多くの句を遺しています。江戸時代の文献には柏原や野尻に蕎麦屋があったとの記述もありました。ソバはかつて米の代替品でしたが、信濃町では天ぷらと並び「ハレの日のご馳走」とされてきました。現在、197ヘクタールで栽培されており、県下で6番目の栽培面積を誇ります。