東員町特集
[三重県]
東員町は三重県の北部に位置します。町の中央を員弁川が東流し、北部にゆくにつれ標高100メートル前後のゆるやかな丘陵を形成しています。北と東は桑名市、西はいなべ市、南は四日市市に隣接し、東西5キロメートル、南北7.3キロメートル、総面積22.68平方キロメートルの行政区域を有する都市近郊農村です。
東員町のいいトコ!!
東員町で憩い・楽しむ
六把野獅子舞
六把野新田に古くから伝わる「御厨神明社(みくりしんめいしゃ)」の春・秋の大祭で、五穀豊穣・悪魔払いの祈祷のために行われていたといわれています。平成11年10月9日に、東員町の無形民俗文化財第1号に指定されました。
山車
お盆の時期には、町内各地区で盛大に山車巡行が行われます。きらびやかに飾りつけられた山車が、鉦や太鼓の囃子に乗せて辻々を練り歩くと、それを合図に浴衣やはっぴ姿の人々が集まります。
大社祭
毎年4月に「上げ馬」「流鏑馬」神事が奉納されます。「上げ馬」は、氏子の中から選ばれた少年騎手が、花笠・袴姿で馬に乗り、坂を一気に駆け上がるというものです。平成14年(2002年)に三重県無形民俗文化財に指定されました。
絹本着色景川和尚像
慈恩山瑞応寺を開いた臨済宗の高僧・景川和尚の姿が描かれた絹本着色による肖像画。昭和27年(1952年)、三重県有形文化財に指定。
木造薬師如来坐像
像の高さは89.4センチメートル、ひのき一木造りの坐像です。作者は不詳。つくられたのは平安中期の初めごろといわれています。昭和32年(1957年)、三重県有形文化財に指定。
東員町の名所・文化
こども歌舞伎
こども歌舞伎は、東員町出身の歌舞伎役者七世松本幸四郎丈を顕彰し、伝統文化を振興するため、東員町、町教育委員会の主催で、松の会が共催して平成8年から開催されています。
東員「日本の第九」演奏会
東員町の第九は、ドイツ語ではなく、作家として知られるなかにし礼氏が作詩をした日本語で歌う第九として、平成元年のひばりホールのこけら落としとして演奏が行われてから、毎年12月23日に開催されています。
東員町発ミュージカル
平成25年からスタートした、演劇集団ローカルスーパースターズと地元出演者が涙と笑いと感動で贈る東員町発ミュージカル。演題を東員町のものにしたり、オーディションで選ばれた町民が参加したり、新しい文化の風が吹いています。
歌舞伎公園(七世松本幸四郎丈生誕の里)
東員町が生んだ歌舞伎界の名優七世松本幸四郎丈を後世に伝えようと町制施行30周年を記念して作られた公園です。公園内には、幸四郎丈の当たり役「弁慶」を記念した「弁慶」のわらべ像や、歌舞伎の場面をモチーフにした「アートウォール」など歌舞伎の息吹を感じさせてくれます。
東員北部山田溜公園
3つの溜池(北から上溜・中溜・下溜)を利用して造られた自然公園です。溜には芝公園・太鼓橋・スイレン池があり、シャクヤク・菖蒲(ショウブ)が植えられています。春にはイヌナシやヤマザクラが咲き、夏には木陰で休めるスポットとなっています。秋には紅葉を眺め、冬には渡り鳥の観察などで四季を楽しめます。