南伊勢町特集
[三重県]
紀伊半島沿岸東部、度会郡の南端に位置する本町は、東に志摩市、北は伊勢市、度会町、西は大紀町に接しており、南側は広袤たる熊野灘に面してリアス式の海岸を有し、その海岸線を中心に町域の約6割が伊勢志摩国立公園に指定され、良好な環境が保たれています。
南伊勢町のいいトコ!!
南伊勢町で憩い・楽しむ
浅間祭(各地区)
富士山に祭られている浅間神社を中心としたまつりで、毎年地区により6月下旬から7月上旬に行われます。地区によっては祭りの当日は化粧をした男たちが日の丸扇子を持って町内を練り歩いたり、またほかの地区では川の中にて深夜・朝・昼と水コリという禊を行い無病息災を祈ります。
また各地地区で浅間登山が行われたりと、この時期は町内が祭りの活気でにぎわいます。
天王祭(各地区)
この祭りは、豊漁と船の安全を祈願して行われるようになったと伝えられています。
毎年7月中旬に町内各地で行われ、夏の祭りとして、町民に親しまれています。
神祭(迫間浦)
甘酒を振る舞い一年の健康を願う。舞姫による奉納の舞を行う。
南伊勢町の名所・文化
浮島
道方の浮島は、昔この辺りが海だった頃、地殻変動によって山の突端がシダや雑木を乗せたまま海水にすべり落ち、海水の増減とともに浮沈するようになったと伝えられています。浮島の隣には「浮島パークなんとう」があり、バンガローやオートキャンプの施設が整っていて、気軽にアウトドアが楽しめます。
所在地 | 南伊勢町道方370番地 |
---|
五ヶ所城址
南北朝から戦国時代にかけて活躍した伊勢の豪族、愛洲氏の居城で、竹林に囲まれた小高い丘の上にあり、近くには「愛洲一族の塔頭」という愛洲一族の墓が並び、戦国の哀愁が漂っています。
所在地 | 南伊勢町五ケ所浦 |
---|
仙宮神社
猿田彦命(さるたひこのみこと)を祀り、伊勢神宮の外宮とも関わりが深い由緒ある神社。小高い丘の上にあり、奉納された百人一首や天之宇受女命(あまのうずめのみこと)の絵画が残っており見ごたえがあります。
南伊勢町の特産・名物
大伊勢海老
熊野灘において獲られたもので南伊勢町の漁港に水揚げされた400グラム以上の伊勢海老。このサイズのものは縁起物として使われるものであり、神社等へ奉納されるものが多く、獲れる量もきわめて少ない品です。
内瀬みかん
南伊勢町内瀬は温州みかんの生産地の中でも日照時間、積算温度等の生産条件で優良地域との評価があります。この地で生産された温州みかんは、味覚良好、日持ちが良い、薄皮でむきやすく食べやすいとの評価があり、近隣地域では年末の贈答用の商品として認知されています。認定商品は、内瀬柑橘出荷組合の組合員であり、赤の秀(最上級)青の秀(上級)以上のものが対象です。
伊勢まぐろ
※「伊勢まぐろ」として商標登録
日本国内で漁獲されたクロマグロの稚魚を南伊勢町神前浦で養殖し「伊勢まぐろ」として出荷しています。南伊勢町は国内養殖クロマグロの北限地で、周囲の山々から天然のミネラル分が流れ込む豊かな漁場であるため、きめ細やかでしまりが良い身質のものが生産できます。