向日市特集
[京都府]
向日市は、有史以来人が住み続けており、街には様々な時代の史跡が残っております。
なかでも、桓武天皇が西暦784年に遷都された「長岡京」の中心地は本市にあり、大極殿、朝堂院、内裏など、現在の国会議事堂、官公庁、皇居などがおかれ、10年という短い期間ではありましたが、日本の首都として栄えたまちであります。
市域には長岡宮の史跡をはじめ、乙訓古墳群などの多くの歴史・文化資源があるほか、日本一の品質を誇るタケノコを産出する向日丘陵の竹林をはじめ、豊かな自然を有しています。
向日市のいいトコ!!
向日市で憩い・楽しむ
竹の径
竹の枝を束ねた「竹穂垣」をはじめ、丸みを帯びた古墳の形を表現した「古墳垣」、かぐや姫の十二単衣の襟元をイメージした「かぐや垣」などオリジナルを含めて、8種類の竹垣が整然と連なる全長約1.8キロメートルにおよぶ竹林道です。「全国遊歩百選」「美しい日本の歩きたくなるみち500選」などに認定され、また「京都府景観資産」に登録されるとともに「京都府文化的景観」に選定されるなど、市内外を問わず竹林浴の地として親しまれています。
向日市観光交流センター「まちてらすMUKO」
地元の農家やお店、観光ガイドなど、さまざまな人たちが集い、一緒に向日市を盛り上げていく、まちづくりや観光の拠点として賑わっています。
地元農産物、商工特産品の物販スペースをはじめ、飲食スペースや観光案内、さまざまな活動にご利用いただける交流スペース、さらに自家用車や観光バスの駐車場、駐輪場などの機能も備えています。
史跡長岡宮跡
朝堂院跡(ちょうどういんあと)(朝堂院公園(ちょうどういんこうえん))
朝堂院は宮の中枢にあって政務や国家的な儀式を行う場所で、東西に四堂ずつ、計八堂から形成されていました。現在は公園として整備されています。
向日市の名所・文化
向日神社
本殿や同神社所有の「紙本墨書『日本書紀』神代紀下巻」は国の重要文化財、境内社13棟は国の登録有形文化財など歴史の宝庫です。
中小路家住宅(なかこうじけじゅうたく)
西国街道沿いにある江戸~明治時代の旧家。幕末の弘化5(1848)年、建て替えを願い出た古文書が残る主屋に上質なつくりの座敷を備える大型の民家で、国の有形文化財に登録されています。
史跡寺戸大塚古墳(しせきてらどおおつかこふん)
全長約98メートルの古墳時代前期(4世紀頃)の前方後円墳です。後円部は直径58メートル、高さ10メートルであり、発掘調査により三角縁神獣鏡のほか、多くの鏡が出土しています。
史跡物集女車塚古墳(しせきもずめくるまづかこふん)
全長約46メートルの古墳時代後期(6世紀中頃)の前方後円墳です。出土遺物には、埴輪、須恵器、土師器、馬具、刀剣類、装身具などが多くあります。
向日市の特産・名物
向日市のタケノコ
向日市のタケノコは、肉質が厚く、歯ざわりも良い最高の品質を誇っています。なかでも「白子」と呼ばれるタケノコは最高級品として取引されています。エグ味も少なくやわらかいので、ゆでてそのまま食べるのもよし、煮物、酢の物、炒め物など調理法はいろいろです。
京銘竹の逸品
しなやかで強じんな「京銘竹」は伝統工芸品や竹工芸品などさまざまな分野で活用されています。