山都町特集
[熊本県]
山都町は九州(沖縄県及び離島を除く。)の真ん中「九州のへそ(商標登録)」に位置しています。その町域は、東西約33キロメートル、南北約27キロメートルにおよび、面積は544.67平方キロメートルで、県内自治体で3番目の広さを誇ります。
世界最大級の阿蘇カルデラを形成する南外輪山のほぼ全域をおさめ、南側は九州脊梁山地に接しています。
一級河川である五ヶ瀬川、緑川は町内の山間部にある水源を源流とし、分水嶺を堺にそれぞれ東西に流れています。
標高は、200メートルから1700メートルにあり、そのうち200メートルから900メートルにある居住域については、平野部との気温差は各月平均で4度ほど低く、準高冷地の気候です。
山都町のいいトコ!!
山都町で憩い・楽しむ
緑仙峡
「くまもと名水百選」に数えられる緑仙峡。夏の避暑地としてはもちろん、秋には周囲が燃えるような紅葉を見ることができるスポットです。また、渓流釣りスポットとしても知られています。
所在地 | 山都町緑川 |
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鮎の瀬大橋
平成11年、緑川をまたぎ、菅(すげ)地区と白藤地区を結ぶ農免道路整備事業(あぐりろーど鮎ノ瀬)の一環として開通しました。「くまもとアートポリス」プロジェクトによるデザインで、高さ140メートル、長さ390メートルのY字橋脚と斜張橋との複合型のとてもめずらしい橋です。橋の上やたもとからは緑川の渓谷の風景を眺めることができます。
所在地 | 山都町菅488-1 |
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穿(うげ)の洞窟
伝説では、この洞窟は日向の国(宮崎県)まで通じていると言われていますが、いまだに未探検です。例祭が毎年11月(紅葉まつり)に、地元の人々によって行われています。
所在地 | 山都町緑川 |
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山都町の名所・文化
通潤橋(つうじゅんきょう)
水の便が悪く水不足に悩んでいた白糸台地に住む民衆を救うため、江戸時代、時の惣庄屋「布田保之助(ふたやすのすけ)」が、1854年に“肥後の石工”たちの持つ技術を用いて建設した石橋。日本最大級の石造りアーチ水路橋で、国の重要文化財に指定(昭和35年)されています。長さは約75.6メートル、高さは約20.2メートル。橋の上部にサイフォンの原理を応用した3本の石の通水管が敷設され、今でも周辺の田畑を潤しています。放水は通水管に詰まった堆積物を取り除くために行なわれています。
所在地 | 山都町城原・長原 |
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神楽(かぐら)
仁瀬本神社神楽、高畑阿蘇神社神楽、白石神楽の団体が伝統芸能として活動しています。毎年1月頃、九州山地一帯に伝わる伝統芸能を一度に見られる「九州山地神楽祭り」が行われています。
清和文楽(せいわぶんらく)
清和文楽は清和地区で郷土芸能として受け継がれている農村芸能であり、江戸時代の末(嘉永年間1848年から1853年まで)、阿波・淡路系旅回りの人形浄瑠璃一座から伝えられ、豊作の願いと、日々の安らかな暮らしへの感謝の思いを込めながら、神社の特設舞台などで上演が行われてきました。
明治の終わりなどには一時衰退をしましたが、昭和に入り天皇即位をきっかけに復興。昭和54年には熊本県重要無形文化財の指定をうけました。
山都町の特産・名物
棚田の米
アイガモ農法による「アイガモ米」や清らかな湧水で育つ「湧水米」など、棚田の自然が育んだお米も見逃せません。
巻き柿
少し水分を残した状態の干し柿を2つに切って種を出し、ラグビーボール状に丁寧に巻き重ね成型し、竹の皮で包みワラをかぶせワラ縄で強く締めて完成させます。
山都ころっけ
地元の食材を活かした様々なコロッケが勢ぞろい。バラエティに富んだ品揃えです。