宇土市特集
[熊本県]
宇土市は九州のほぼ中央部にあり,古くから歴史的にも交通の要衝として重要な役割を果たしてきました。廃藩置県後,宇土は熊本県南における商工業の中心地として栄え,昭和29年4月1日,全国町村合併のトップをきって旧宇土町,花園村,轟村,緑川村,網津村の5町村が合併して新宇土町が発足し,同年10月1日には走潟村と不知火村の一部であった伊無田が合併,昭和33年10月1日には,網田村を宇土町に編入合併して宇土市が誕生し,現在に至ります。
宇土市のいいトコ!!
宇土市で憩い・楽しむ
宇土マリーナ(海の駅・道の駅)
船舶を係留できるドックシステム,モーターボート100隻,ディンギーヨット100隻を保管できるボートヤードなどを完備。マリンスポーツのメッカとして注目されており,クルージングも楽しむことができます。
また,マリーナパークでは,網田マリンフェスタや潮風マルシェが開催され,毎回多くの人が来場しています。
所在地 | 下網田町3084-1 |
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御輿来海岸(おこしきかいがん)(干潟景勝の地)
景行天皇が九州遠征をされた際,洗濯岩と干潟模様の美しさに見とれ,しばらくの間,御輿(天皇の乗られるかご)を止めて休まれたことから,”御輿来海岸”と呼ぶようになったと伝えられています。
所在地 | 下網田町 |
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長部田海床路(ながべたかいしょうろ)
干満の差が激しい有明海で,海苔養殖・採貝を営む漁業者のために昭和54年に建設。潮の干満の差によって,海の中に電柱が立ち並ぶ光景は,満潮の2時間前後が見頃です。隣の長浜漁港にも2つの海床路があります。
所在地 | 住吉町長部田 |
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宇土市の名所・文化
近世宇土城跡(城山)
小西行長が天正17年(1589)に築城開始。通称「城山」。慶長17年(1612)に幕府の命令により廃城。現在,本丸跡は公園化され,小西行長の銅像が建てられています。
中世宇土城跡(西岡台)
戦国時代に活躍した宇土氏, 名和氏の居城跡。近世宇土城の築城に伴い廃城。
昭和54年(1979),国の史跡に指定されました。
船場橋
江戸時代末期に造られた馬門石の眼鏡橋。完璧な構造美と美しい曲線美を誇り,当時の肥後石工たちの優れた技巧が伺えます。
宇土市の特産・名物
網田焼
熊本城下の町役人である細工町の別当忠助が,天草の高浜焼に従事していた山道喜右衛門らを招き, 寛政4年(1792)に開窯を願い出て,翌年から焼成を始めたとされている網田焼。
太陽の光が透けるほどの薄さと精巧な文様で,江戸時代には「日本一」と称され, 大名への贈答用として重宝されていました。
車エビ
県魚である車エビは,体長20センチメートル程度,赤褐色で,褐色の10本前後の横縞があります。宇土市では,天然の車エビが盛んに漁穫されています。
網田ネーブル
温暖で肥沃な土壌を有している網田地区は,ネーブルの産地。1900年より栽培が行われ,昭和40年から平成8年まで皇室献上品でした。