室戸市特集
[高知県]
室戸市は、高知県の東南端に位置し、年間を通して温暖な気候に恵まれています。また、美しい自然と豊富な資源、多くの歴史や文化遺産を有しており、全国でも有数の魅力あふれる地域です。総面積は248.22平方キロメートル、逆三角形を描いた太平洋に突き出している半島で、室戸岬の東海岸では「だるま朝日」を、西海岸では「だるま夕日」を眺めることができます。
室戸市のいいトコ!!
室戸市で憩い・楽しむ
だるま朝日・夕日
海面の海水温と大気の温度差により光が屈折して起こる現象です。室戸市は、東にだるま朝日、西にだるま夕日を臨むことができる珍しい場所です。
乱礁遊歩道(らんしょうゆうほどう)
アコウなどの亜熱帯植物、岩礁に打ちつける荒波、悲しい伝説が残されているビシャゴ岩など、室戸の自然と歴史を室戸岬最先端にある約2.6キロメートルの遊歩道にそって楽しんでください。
アコウの木
室戸岬一帯に自生する亜熱帯植物で、国の天然記念物に指定されています。たこ足のような気根を垂らし、岩肌を抱きしめて奇観を呈しています。
室戸市の名所・文化
金剛頂寺(こんごうちょうじ)
金剛頂寺の本尊は弘法大師空海自らが刻んだ薬師如来像です。境内の霊宝館には、木造阿弥陀如来坐像や真言密教を伝承した八人を浮き彫りにした真言八祖像の板絵など、国の重要文化財を含む多数の宝物が納められています。
最御崎寺(ほつみさきじ)
大同2年(807年)に弘法大師空海の開基によると言い伝えられています。足利幕府時代には、土佐の安国寺として定められました。本尊は虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)の本尊「虚空蔵菩薩」で秘仏です。重要文化財に三体の仏像と足利時代の三足の丸盆1対があります。
津照寺(しんしょうじ)
大同2年(807年)弘法大師空海が漁業と海上の安全を祈願して、延命地蔵菩薩を刻み本尊としたとあります。本尊は秘仏であるためご開帳は50年に一度、次回は2025年の予定です。
室戸市の特産・名物
金目鯛
きれいな赤色とその名の通り金色の目。身は脂がのっていてどんな料理にも合います。
鯨
室戸市は、土佐捕鯨発祥の地として栄えたまち。日常だけでなく、特別な日に縁起物として鯨を食べる文化がありました。
ナガレコ
正式には「トコブシ」。刺身や煮物などがありますが、室戸では、炊き込みご飯など、家庭でもよく食べられています。