鎌倉市特集
[神奈川県]
12世紀末、平氏を中心とした朝廷に反旗をひるがえした東国の武士たちを結集した源頼朝は、鎌倉に幕府と呼ばれる政権を樹立しました。武士が自ら政治を行う形は鎌倉で整えられ、19世紀頃まで続きました。13世紀中頃、幕府が若宮大路沿いに移されると、京の制度を移行したまちづくりが行われるようになり、谷も切り開かれて現在のまちの基盤がつくられ、鎌倉は政治、経済、軍事など、あらゆる面で日本の中心になったといわれます。
鎌倉市のいいトコ!!
鎌倉市で憩い・楽しむ
鎌倉まつり
鎌倉武士を偲ばせる勇敢な流鏑馬、華麗な静の舞、野点席など鶴岡八幡宮を中心に、市内でさまざまな行事がとり行われる
所在地 | 市内各地 |
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ぼんぼり祭(夏越祭・立秋祭・実朝祭)
鎌倉市内および同宮にゆかりのある著名人の書画がぼんぼりに仕立てられ、参道に掲揚される。夜間には灯りがともされ、境内が幻想的な雰囲気に包まれる
所在地 | 鶴岡八幡宮 |
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御霊神社例祭(鎌倉神楽と面掛行列)
舞楽や田楽の流れをくむ面をつけた人々の行列が160メートルも続き繰り出す
所在地 | 御霊神社 |
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鎌倉市の名所・文化
草鹿神事(くさじししんじ)
烏帽子、直垂姿の射手が候言葉を交わしながら、草の中の鹿をかたどった的に向かって矢を放つ
所在地 | 鎌倉宮 |
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船おろし
新年になって初めての船出の儀式で、漁船は大漁旗に飾られて海岸に勢ぞろいし、これから1年間、大漁続きであるように、事故もなく平安に働けるよう船霊様に祈る
所在地 | 坂ノ下海岸・材木座海岸 |
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手斧始式(ちょうなはじめしき)
古来からの建築儀礼で、今では建築業者の仕事始めとして行われる儀式で、神職の先導で木遣音頭を勇ましく歌いながら御神木を舞殿まで運び、古風な道具を使って奉仕する
所在地 | 鶴岡八幡宮 |
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鎌倉市の特産・名物
鎌倉やさい
鎌倉の畑は、一つの畑にさまざまな野菜を栽培することから「七色畑」といわれています。そこで育つ『鎌倉やさい』は、季節の野菜をはじめ珍しい西洋野菜やハーブなど、その品種の多さ、彩りの美しさも魅力となっています。収穫してから販売するまでの時間が短く、どの野菜も新鮮なので、そのまま食べてもおいしく、現在では全国に知られるブランド野菜に成長しました。『レンバイ』では、そんな『鎌倉やさい』がたくさん並んでいます。
鎌倉彫
鎌倉彫の起源は鎌倉時代に遡ります。禅宗寺院の仏具に起源があり、茶道具から日常の器へと発展しました。木彫漆塗りの鎌倉彫は、美しさと堅牢さを併せ持った鎌倉の伝統工芸です。