湧水町特集
[鹿児島県]
湧水町は、鹿児島県の中央北端に位置し、総面積は144.29平方キロメートル、北から東にかけて宮崎県えびの市、南は霧島市横川町、西は伊佐市及び薩摩郡さつま町、東は霧島市牧園町と接しています。地勢は、東の霧島連山と北西の九州山脈矢岳支脈の両山系に挟まれ、東に霧島山系に属する栗野岳(標高1,102メートル)、南西に国見岳(標高648メートル)を擁する、火山灰土壌(シラス)に覆われた盆地状の地形となっています。
また、湧水町の中央部を熊本県白髪岳に源を発する九州第二の河川、川内川が貫流しており、その流域は肥沃な耕地が拓け、水田地帯を形成しているほか、年中途絶えることなく冷水が湧き出でる竹中池や丸池があり、水道の水源や水田灌漑用水として利用されています。
更に、湧水町の北東部には霧島山麓の広大な原野が開け、その一部は陸上自衛隊演習場(332ヘクタール)と鹿児島刑務所(125ヘクタール)となっています。霧島錦江湾国立公園内にある栗野岳中腹からは、錦江湾、桜島、薩摩半島等が一望できる壮大な景観を呈し、豊かで美しい自然と景観の地域となっています。
湧水町のいいトコ!!
湧水町で憩い・楽しむ
丸池湧水
丸池湧水は昭和60年に「日本名水百選」に選定され、日量約6万トンの水量をほこる湧水池で栗野地域のほぼ全体の生活水として活用されております。この湧水は、栗野岳標高600メートル付近に降った雨が地中を流れ、約35年の歳月をかけ湧水しております。春には、周辺に桜が咲き誇り、初夏には、蛍も見ることができます。
池平公園
約400本の桜やツツジなど四季折々の花木が植えられ、県の森林浴の森・山菜コースに選定されています。春先にはワラビ狩りなどが楽しめる小高い丘の公園です。また、3月中旬~4月上旬には夜桜が楽しめるように提灯の点灯を行います。
八幡大地獄
霧島連山で最も古い火山と言われる栗野岳。ここには九州有数の面積を誇る噴気孔が存在し、栗野岳温泉の源となっています。その名も八幡大地獄!!地面をよく見るとぐつぐつと…世にも不思議な大地のパワーを感じられるはずです。見学の際にはルートや注意事項をしっかり守りましょう。
所在地 | 湧水町木場6357 |
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電話番号 | 74-3511 |
湧水町の名所・文化
勝栗神社・社殿
正八幡宮(現・鹿児島神宮)の分社として、約1,000年ほど前、創建されたと考えられています。神社誌や神社明細帳によると、伴氏(1470年)・義久公(1585年)・義弘公(1590年)・家久公(1623年)など造営・再興された由緒ある社格の高い神社です。
松尾城跡
南九州で唯一石垣を持つ中世の山城で、貴重な文化財となっています。古代、中世を通じて薩摩・大隅・日向・球磨の戦略拠点として重要な砦であり、真幸院領主北原氏がこの城に入りました。戦国末期、島津氏が3州を統一、今から約400年位前の天正18年(1590)には島津義弘が飯野城から移り、帖佐に移るまでの約5年間居城しました。
般若寺の田の神
明和9年(1772)に造られたもので、神像の型をしており、両手を輪状に合わせ、肩・袖・ひざなどが角ばっており、直線的であるのが特徴です。
湧水町の特産・名物
棚田米
日本棚田百選「幸田の棚田」で栽培された特別栽培米「棚田米」。寒暖差が大きく、冷たい清水と手間をかけて育てられた自然の恵みたっぷりのお米です。
鶏の地獄蒸し
温泉の地熱を利用して調理された鶏肉は、とても柔らかくジューシー。ボリュームの割に実にヘルシーなので、美容を気にする女性にもおすすめの一品です。
鰻の蒲焼
湧水町のきれいな水で活き締めされた、鹿児島県産と宮崎県産の厳選されたうなぎを代々受け継がれてきた秘伝のタレを使って、炭火でじっくりと1本1本手焼きで焼き上げています。