西和賀町特集
[岩手県]
緑と雪・ほっとで健康のまち
本地域は、奥羽山脈の山岳地帯に広がる地域で、北には国の自然環境保全地域に指定されている和賀岳、南には栗駒国定公園内の一部となっている南本内岳がそびえ、錦秋湖周辺は湯田温泉峡県立自然公園に指定されるなど、豊かな自然に囲まれています。
また、和賀川が南北に貫き、それにつながる多くの川や沢があり、豊富な水資源に恵まれた地域でもあります。
総面積は590.74平方キロメートルで、南北約50キロメートル、東西約20キロメートルの広がりがあります。
地目別の面積でみると、山林が大部分を占め、比率では81.4%(出典:2015年世界農林業センサス)となっています。
西和賀町のいいトコ!!
西和賀町で憩い・楽しむ
湯本温泉
和賀川の清流に沿って旅館が立ち並ぶこの湯本温泉は、江戸時代、万治元年に発見したと伝えられ、明治の文豪正岡子規が投宿したことでも知られております。飲食店なども多く山菜、キノコ、川魚と豊富な山の幸がお楽しみいただけます。
錦秋湖(湯田ダム)
高さ89.3メートルの重力式アーチダムとして昭和41年に完成したダムです。新緑の季節はもちろん、紅葉の時期にはその名のとおり、特に美しい景観を見せています。平成17年には、(財)ダム水源地環境整備センターより、『ダム湖100選』に認定されています。
弁天島
和賀川の景観に彩りを添える小島で、厳島神社が祭られています。ダイナミックな川の流れと樹木、そして岩肌のコントラストは箱庭のように美しく、特に紅葉の眺めは見事。また、付近はイワナの宝庫としても知られています。
西和賀町の名所・文化
西和賀町雪国文化研究所
町に降る雪の量や雪質、酸性度といった雪に関する研究調査に加え、カンジキ(雪の上を歩くための補助用具)などの生活用具や地域の言葉など、雪国の文化や習慣についての発掘・調査も行われています。また、雪国ネットワークの拠点として、雪に関する情報を全国に発信しています。
所在地 | 沢内字大野17地割164地内 |
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電話番号 | 0197-85-2179 ※施設見学は無料ですが、事前の連絡が必要となります。雪国文化研究所または西和賀町企画課(☎0197-82-3284)までご連絡ください。 |
歴史民俗資料館
後期旧石時代の大台野遺跡からの出土品や、藩政時代の「からかさ連判状」と呼ばれる珍しい古文書など町の歴史と民俗を物語る資料が展示されています。学習室では、かつてこの地域に栄えた金山・銅山の資料や鉱石も展示しています。
所在地 | 上野々39地割190番地2 |
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電話番号 | 0197-82-2045 (西和賀町教育委員会 生涯学習課) |
鷲之巣金山跡 「鷲之巣金山」と黄金の道『秀衡街道』
平泉の金色堂で代表される「黄金文化」は、藤原清衡が嘉保2年(1095年)平泉に居を移してから、基衡・秀衡の代、文治5年(1189年)まで約百年続きました。その「黄金文化」を支えたものは大量の「金」でした。この「鷲之巣金山」をはじめ町内各金山から産出された「金」と、出羽産出の「金」を、黄金の道『秀衡街道(ひでひらかいどう)』をつかって仙人峠から平泉へと運ばれたと言い伝えられています。
所在地 | 奥羽山脈の脊梁部に位置する湯田地域のほぼ中央部に位置し、海抜240メートルから500メートル山岳地帯の鷲之巣川入口付近にあります。 |
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沿革 | 「鷲之巣金山」は、金を産出したといわれる数々の鉱山と違って、過去に掘られた形状がそのまま残存しているところです。「たぬき掘り」、「吉次掘り」と称される掘り跡が見られ、平泉時代とのつながりをしのばせる鉱山跡です。 |
西和賀町の特産・名物
西わらび
奥羽山脈が育てた西わらび
西和賀の山菜といえば、何といっても「西わらび」。ほかの山菜も西和賀のものは他所とは違う、との評価をいただいていますが、わらびは別格。北上地方の人たちから「西わらび」と呼ばれ珍重されてきたというのも、一口食べれば納得するはずです。
納豆汁
伝統の郷土料理
良くすりつぶした納豆と味噌で作る納豆汁は雪国の伝統料理ですが、サワモダシ(ナラタケ)やワラビ、豆腐、油揚げなどを入れて具だくさんに仕上げるのが西和賀流です。トロッとした口当たりで、体の芯から温まります。
ビスケットの天ぷら
話題のご当地おやつ
食糧が不足していたその昔、希少なビスケットに米粉の衣でボリュームをくわえて食べたのがはじまりとされています。おやつや農作業の一服に、冠婚葬祭での一品として食べられていました。今ではB級グルメのひとつとして、グルメイベントへの出店依頼やテレビ紹介などで注目いただいております。