猪名川町特集
[兵庫県]
猪名川町は、その昔、東大寺大仏鋳造(ちゅうぞう)の際に、銅を献(けん)じたと伝えられている多田銀銅山を中心にひらけ、多田源氏ゆかりの地でもあります。
江戸時代になると徳川幕府は、銀を含む大鉱脈の発見を契機に直轄地として代官所を設け、周囲の3郡72村を銀山付村として支配。この銀山が最も繁栄した頃には、「銀山三千軒」と称されるほどの賑わいをみせていました。
明治4年の廃藩置県によって、この地域は、兵庫県、大阪府に分割され、明治22年、町村制の施行により、中谷村、六瀬村が誕生。さらに、昭和30年4月10日、町村合併促進法に基づき、中谷村、六瀬村が合併し、猪名川町が誕生しました。
猪名川町のいいトコ!!
猪名川町で憩い・楽しむ
猪名川天文台(アストロピア)
大野山の山頂付近に位置する公開天文台です。開館時間内は、どなたでも望遠鏡による天体観測やプラネタリウムでの星空解説を楽しんでいただけます。
所在地 | 柏原字尾野ヶ嶽1-1 |
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電話番号 | 072-769-0770 |
ふれあい公園
ふれあい公園(総合公園)は、猪名川町で一番大きな公園です。園内には、文化体育館(イナホール)、生涯学習センター(図書館・公民館)があり、全体で10.1ヘクタールの広さがあります。
杤原めぐみの森
杤原めぐみの森は、総面積約20ヘクタールの自然豊かな里山林で、あちこちから鳥のさえずる声が聞こえてきます。春には町花のツツジなどの美しい花々が森に彩りを添えます。
猪名川町の名所・文化
戸隠(とがくし)神社(肝川)
神社の創建については明らかではありませんが、本殿の棟札から大永4年(1524)に建立されたことがわかりました。幾度かの修理・改修が施されていますが、造営時の「蟇股(かえるまた)」の一部が保存されています。
静思館(せいしかん)(上野)
「静思館」は、美術商として知られた冨田熊作氏が昭和7年(1932)から3年の歳月をかけて建築したものです。主屋と4つの土蔵などが配置され、外国人客などを接待するという目的に沿って計画的に建てられ、ほぼ当時のまま現存しているとても貴重な歴史的建造物です。
金山彦(かなやまひこ)神社(銀山)
現在の本殿は一間社流造で寛文4年(1664)に建立されました。鉱山の神様を祀っており、各地の鉱山にも建立されています。
猪名川町の特産・名物
しいたけ
猪名川町は、兵庫県屈指のしいたけ産地として、その生産高を誇っており、京阪神地域に出荷されています。
猪肉
山里ならではの冬の味覚、ぼたん鍋が人気です。ぼたんの花のような猪肉を、たっぷりの野菜と一緒に独自のみそ仕立てで味わいます。アツアツのぼたん鍋をみんなでつついて、心も体もあたたまりましょう。
猪名川焼
町内4か所の工房で作られる陶磁器「猪名川焼」。
個性豊かな作品の数々は道の駅いながわで購入することができます。