養老町特集
[ 岐阜県]
養老町は海抜0メートルの平野部から標高859メートルの養老山を擁する養老山地とその山麓部まで変化に富んだ景観を持つ、自然の豊かなまちです。河川がうるおす肥沃な土壌に恵まれた町東部の平野部は、その大部分が農地として利用され、のどかな田園風景が広がります。一方、町の西部に位置する養老山麓一帯は一部が風致地区に指定され、緑の濃い自然の景観が守られています。養老山地は豊かな水の恵みも授けてくれ、伝説の滝としてその名を全国に知られる養老の滝や環境省の名水百選に選ばれている菊水泉の源になっています。
養老町のいいトコ!!
養老町で憩い・楽しむ
養老の滝
養老の滝は、養老町のシンボルです。巨岩老樹に囲まれた養老公園の奥幽邃の地にあります。高さは約30メートル、幅は約4メートルあり、岩角をうってとうとうと流れ落ちる水は清冽を極め、砕け散るしぶきは霧のように立ちこめ、夏でも肌寒さを感じさせます。
養老天命反転地
世界的に有名なアーティスト、荒川修作氏とそのパートナーで詩人のマドリン・ギンズ氏の30数年に及ぶ構想を実現した、身体で直接体験できるアート作品です。
養老パターゴルフ場
全長294メートル、全18ホール、パー72の天然芝を使用したコースで、どなたでもご利用になれます。
養老町の名所・文化
養老神社
養老公園内にあり、古くは養老明神といい、菊理媛命が祭神とも伝えますが、永正元年(1504年)菅原道真を合祀し、養老天神といわれていました。
境内には、今もこんこんと湧いている清水があり、孝子源丞内が汲んで老父にすすめたところ酒になったという伝説の水は、実はこの水であるともいわれ、菊水泉と名付けられています。
毎年「春分の日」に春を告げる「若水取り」の神事が行われます。
養老寺
養老公園内にあり、孝子源丞内が開いた寺とされています。境内不動堂は、不動明王をまつり、昔は本巣郡生津ノ里にあったものを当寺創立の時に移したと伝えられています。現在、瀧守護不動尊と称して崇信されています。
柏尾廃寺・千体仏
多芸七坊のひとつで、天平宝字年中(757~765年)の創建と伝えられており、現在も本堂・多宝塔跡が残っています。また、付近には千体石仏群があり、これは明治30年に村人がここを発掘したところ、千数百体にのぼる石仏が出土したので、円錐形の壇上に安置したものです。
高田まつり
高田まつりで町内を曳き回される3輌の曳 は、車輪のついた台座の上が180度回転するところが特徴で、岐阜県の重要文化財に指定されています。
養老町の特産・名物
ひょうたん
孝子物語の源丞内が腰につけていたと言われるひょうたん。今では酒器というよりインテリアとして販売されています。年を重ねるごとに味わい深い色になり、全国から愛好家が集います。
養老うどん
十六種類の雑穀を練り込む事で、タンパク質、食物繊維を多く含む栄養価の高い商品となっています。