相馬市特集
[福島県]
相馬市は福島県の北東端に位置し、東西に長く、西は阿武隈山系の高地が連なり、東は太平洋に面しています。東部にある松川浦は、河川が運んでできた砂州により外海と隔てられた潟湖(せきこ)で、万葉集にも詠われた景勝地であり、日本百景の一つにも数えられています。
相馬地方に古くから続く伝統の相馬野馬追は、勇壮な騎馬武者たちが戦国絵巻を繰り広げる人馬の祭典であり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
相馬市のいいトコ!!
相馬市で憩い・楽しむ
福節祭
2月上旬
相馬神社で節分にあわせて開催されます。無病息災・疫病退散を祈願し行われ、神事の後、神楽の奉納や豆まきが行われます。福を求めて多くの方が集まりにぎわいます。
相馬野馬追
5月最終土・日・月曜日の3日間
相双地方にて一千有余年続いており、国の重要無形民俗文化財に指定されている「相馬野馬追」。
総大将が出陣し凱旋する相馬市では、前日の金曜日から総大将をお迎えし各行事が行われます。甲冑騎馬武者は、相馬中村神社での出陣式にて相馬流れ山を斉唱し、隊列を整えた後、大手門からお繰り出し行列として進軍します。
また、翌日曜日の夕方には、雲雀ヶ原祭場地で武勲を挙げた騎馬武者が御神輿を守りながらお上がり行列として凱旋します。
盆踊り大会
8月中旬
お盆にあわせ、市民のひろば(市民会館駐車場)で開催されます。やぐらの上で相馬民謡同好会により生演奏される相馬民謡「相馬盆唄」に合わせ踊ります。企業や市民グループ、子ども団体が、そろいの浴衣や法被で参加し、やぐらを囲みます。
相馬市の名所・文化
相馬市伝承鎮魂祈念館
東日本大震災によって失われた市の原風景を後世に残し、遺族の心の拠り所としていくとともに、震災前の相馬を知らない方々に相馬の姿を知ってもらうための施設です。震災前の風景や震災の記録などを写真や映像で見ることができます。
所在地 | 原釜字大津270 |
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電話番号 | 0244-32-1366 |
相馬中村神社
相馬氏の氏神として、相馬氏の居城、中村城内の西方にある小高い丘に寛永年間に建てられました。相馬地方を代表する建築として、本殿・幣殿・拝殿が昭和58年に国の重要文化財に指定されています。
所在地 | 中村字北町140 |
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電話番号 | 0244-35-3363 |
涼ヶ岡八幡神社(すずみがおかはちまんじんじゃ)
元禄8(1695)年に相馬中村藩主、相馬昌胤によって現在の姿に整備されました。相馬日光とも称される装飾的な造りが特徴です。本殿・幣殿・拝殿などが平成24年に、国の重要文化財に指定されています。
所在地 | 坪田字涼ヶ岡51 |
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電話番号 | 0244-36-4342 |
相馬市の特産・名物
農産物
ナシ(幸水、豊水、新高)、イチゴ、コメ(天のつぶ、コシヒカリ、ひとめぼれ)、相馬牛 など
水産物
ホッキ貝、トラフグ、アオサノリ、カレイ、ヒラメ、シラス、タコ、イカ、ツブ貝、アサリ など
天然トラフグ「福とら」
親潮と黒潮が交わる豊かな相馬沖の海で獲れる海産物は「常磐もの」の愛称で知られています。近年は、天然トラフグの漁獲量が増加しており、「福とら」の名でブランド化されています。10月~2月が旬です。