鏡石町特集
[福島県]
本町は、福島県「中通り」の中央南部に位置するコンパクトなまちです。
比較的温暖な気候に恵まれており、阿武隈川と釈迦堂川に挟まれた河川域に、肥沃な耕地が広がっています。大部分が台地で、平坦地と緩やかに傾斜した斜面地からなります。
東北縦貫自動車道(「スマートインターチェンジ」が設置)や国道4号をはじめとする幹線道路とJR東北本線が南北に通り、交通の利便性が非常に高くなっています。
鏡石町のいいトコ!!
鏡石町で憩い・楽しむ
岩瀬牧場で自然とふれあいたい!!
唱歌『牧場の朝』発祥の地
日本初の西洋式牧場は時を経て、人々の憩いの場所に
本町のシンボル『岩瀬牧場』は、日本最初の国営牧場で120年の歴史があります。明治の初めに650ヘクタールもの広大な原野を宮内省直営の「宮内省御開墾所」として開懇したのが始まりです。
その後、明治40年(1907年)に日本初となる13頭の乳牛(オランダホルスタイン)と農機具をオランダから導入。今に続く西欧式牧場はこの場所から始まります。
所在地 | 鏡石町桜町225番地 |
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田んぼアートを見に行こう!!
窓から眺める絵本~もう一つ“図書館” ~
田んぼアートは、鏡石町の地域性を活かし、東日本大震災後の平成24年から取り組んでいます。JR東北本線鏡石駅の東側に広がり、「窓から眺める絵本~もう一つの図書館~」をコンセプトに事業を展開しています。
色の異なる稲を絵の具の代わりに、田んぼを一枚のキャンパスに見立てて絵を描く“田んぼアート”。鏡石町では、“福幸”( 復興)のシンボルとして一般参加者と町民が一体となって自然のアートを作り出しています。
牧場通りの桜並木
ソメイヨシノの古木が数十本つらなり、鳥見山公園と岩瀬牧場を結んでいます。
鏡石町の名所・文化
鏡沼
鎌倉時代の悲話伝説に由来する鏡沼は、別名「かげ沼」とも呼ばれ、現在はその片鱗を残す沼の跡が、田園の中にひっそりと残っています。古い文献によれば、この沼には蜃気楼が起きると言われ、芭蕉も「奥の細道」の中で、「かげ沼という所をいくに、今日は空曇りて物影うつらず」と、期待した"物影"が見られなかった心残りを記しています。
所在地 | 鏡石町鏡田かげ沼町226 |
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牛乳山乳石道祖神
牛乳山にある乳石神社の境内には、巨大な石があり、乳の出ない婦人がこの石に祈ると、乳がたくさん出るようになるという言い伝えが残っています。
所在地 | 鏡石町深内町69番地2 |
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仁井田双式来迎三尊図磨崖仏
釈迦堂川沿いの岩壁に浮き彫りにされた、全国唯一の双式(二組)の阿弥陀如来像。約650年前の作といわれる貴重な文化財。
所在地 | 鏡石町仁井田319 |
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鏡石町の特産・名物
りんご
ひとくちかじれば、緑の大地と新鮮な空気の香り…
豊かな緑と釈迦堂川の水に恵まれた鏡石町は、一戸あたりの農業所得が県内でトップレベルを誇る町。リンゴ農家も多く、収穫期の9~11月頃には、観光リンゴ園でリンゴをほおばる観光客の姿が見られます。みずみずしいリンゴが、その場で食べられるのがうれしい。シーズン中(9月~11月)、リンゴ狩りも楽しめます。
もも
太陽の光をたくさん浴びた「無袋栽培」の濃厚な味
ふくしま鏡石町の桃は、栽培過程で果実に袋をかけない「無袋栽培」がほとんどで、太陽の光をたくさん浴びることで、糖度が高く濃厚な味わいとなります。福島県で命名され、主要品種として栽培されている「あかつき」は、肉質が緻密でとても甘く人気があります。
岩瀬キュウリ
みずみずしい味わいのブランドキュウリ
鏡石のキュウリは緑が深く、やわらかでおいしいと評判。「岩瀬キュウリ」という名前で全国ブランドになっています。