宮若市特集
[福岡県]
平成18年2月11日、旧宮田町と旧若宮町が合併し、宮若市が誕生しました。
宮田町は、明治17年に石炭採掘が開始されて以来、ほぼ1世紀にわたり大規模なエネルギー供給地として栄え、炭鉱の閉山後は自動車関連企業が立地し、工業のまちとして発展してきました。一方、若宮町は、美しい山々に囲まれた自然豊かな農村地域であり、農業を主な産業として、脇田温泉や国指定史跡である竹原古墳など文化・観光にも力を入れてきました。産業と自然のバランスがとれたまち、それが宮若市です。
宮若市のいいトコ!!
宮若市で憩い・楽しむ
犬鳴川河川公園
犬鳴川の河川敷に整備された公園。春にはツツジや桜が、秋にはヒガンバナが咲き誇り、四季折々の美しい姿によって、訪れる人々を楽しませています。
宮若のほたる
例年、5月中旬から6月上旬にかけて、市内の川沿いではほたるの乱舞が見られます。 川のせせらぎの聴こえる脇田温泉から程近い場所でも観賞できます。毎年5月の「ほたる祭」では、ほたるスポットをご案内しています。
脇田温泉
奈良時代に開湯したとされる古の湯どころ『脇田温泉』。歌人・大伴旅人が入浴した記録もあるほど、歴史も深く、自然の豊かさが自慢です。犬鳴川沿いを中心に5軒の温泉どころがあり、無色透明でぬめりある泉質は、「美肌の湯」といわれています。
宮若市の名所・文化
清水寺
僧行基が奈良時代の天平年間(729~748)に建立したとされています。秘仏の千手観音菩薩と十一面観音菩薩坐像(県指定文化財)を所蔵しています。秋に美しく色づく境内の大銀杏は、嘉永3(1850)年に土石流を食い止めたことで知られる、寺のシンボル的存在です。
竹原古墳
6世紀後半に築造された直径約18メートル・高さ約6メートルの円墳。複室の横穴式石室の計3カ所に、黒や朱の古代顔料で船や龍、朱雀、馬を引く人物、翳(さしば=うちわのようなもの)などが描かれています。これほど鮮明に残った装飾古墳は全国でもまれで、国の史跡にも指定されました。
若宮八幡宮
“浮世絵の祖”といわれ、江戸時代に優れた屏風絵や絵巻物などを残した岩佐又兵衛勝以作「三十六歌仙絵」が発見されたことで有名です。応仁天皇の若宮を祀ったとの説があり、旧「若宮町」の名の由来にもなっています。平安時代末に建てられ、戦で焼失しましたが、江戸時代初期に再建されました。
宮若市の特産・名物
宮若牛
宮若の美味しい水とお米、こだわりの飼料で育てられたジューシーな赤身が自慢です。
米
宮若市は古くから良質な米の産地として名をはせてきました。江戸時代に黒田藩のお殿様が好んで食べたという逸話も納得の美味しさです。
ぶどう
気候や風土に恵まれた宮若市の果物は、質のいいもの揃い。特に、栽培の盛んな巨峰の美味しさは折り紙つきです。