川崎町特集
[福岡県]
川崎町は福岡県田川郡の南西部に位置し、南北12.6キロメートル、東西4.9キロメートル、総面積36.14平方キロメートルです。
昭和12年に南部の安真木村と北部の川崎村が合併し、昭和13年から町制施行され川崎町となりました。昭和30年代は石炭産業で栄え、その後、農業、自然を生かした観光や、すべての人にやさしい福祉のまちづくりを進めています。
川崎町の名所・文化
光蓮寺の輪蔵附経蔵・ボダイジュ
安永年間(1770年代後半)、第八代住職智厳和尚によって建立された経典保管庫で中国・明の時代に出版されたという木版刷りの一切経が三千四巻収められています。また、一説では、智厳和尚が一切経と一緒に種子を持ち帰り植えたという境内の菩提樹は、県の天然記念物に指定されました。
黒木のケンポナシ
変わったカタチだけど熟すと甘い実をつけるケンポナシ。樹高約25メートル、胸高周囲約3.15メートル、根周約8メートル、樹齢約300年と推測される巨木。
神幸祭(じんこうさい)
5月に五穀豊穣・家内安全の願いを込めて各地区で行われます。みこしが町内を練り歩き、山笠をはじめ、獅子舞や子どもみこしも登場します。掛け声が響き渡り、人々の勇ましい姿に祭りは最高に盛り上がります。また、淡島神社で行われる「神幸祭」は他と違い、餅まきのみが行われます。餅を食べると病気にかからない、病気が治る、とされ多数の参拝者が集います。
鬼火(おにび)
正月が明けると木や竹を塔のように高く組み立て、正月のかざりものを焼きます。寒風の中集まった人々は暖を取るため輪になり、鬼火を囲みます。飾り餅を竹の先にさして焼き、それを食べて無病息災を願う行事で、鬼火太鼓が行われる地域もあります。町内各地で温かい交流がはぐくまれる行事です。
川崎の杖楽
鎌倉時代、鎮西八郎為朝が正八幡神社に奉納したのが始まり。杖を持って演舞する武楽。
川崎町の特産・名物
リンゴ
標高400メートルの寒暖差により糖度はバツグン。川崎町観光リンゴ園のリンゴは誇りをもって栽培されています。毎年8月からつがる、10月からアルプス乙女、黒千寿、10月下旬からふじが店頭に並びます。
いちご(あまおう)
一般的ないちごと比べて大粒で丸みがある「あまおう」。甘味と酸味が調和した濃い味わいが特徴です。
ぶどう
糖度が高く酸味の少ない、とてもおいしい品種です。
梨
果肉はきめ細かく糖度が高い、とても水分が多い梨です。