高浜町特集
[福井県]
高浜町は福井県の最西端に位置し、南東はおおい町、西は京都府と境しており、南西の飯盛山脈を背にして北は日本海若狭湾国定公園に面しています。リアス式海岸の特徴を示す内浦地区には原子力発電所があり、一方、和田地区から高浜地区を経て青郷地区に至る8キロメートルの海岸線は白い砂浜と松林など変化に富んでおり、夏は関西・中京方面からの海水浴客でにぎわいます。平成28年4月には、アジアのビーチの国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得しました。町の西部にある青葉山は標高693メートルで、その雄姿から若狭富士とも呼ばれています。町の70パーセントは山林で、日本海に注ぐ河川の流域に耕地約520ヘクタールが帯状をなしています。気候は比較的温暖ですが、冬は山間部を中心に降雪が多くなります。
高浜町のいいトコ!!
高浜町で憩い・楽しむ
若狭和田ビーチ
人気のビーチで、バツグンの透明度と遠浅の海、白く広い砂浜が特徴。キレイな海と島々の景観も楽しめます。ここから見る青葉山と夕日の美しい風景は「日本の夕陽百選」にも選ばれていて、散歩にもピッタリ。
青葉山
別名「若狭富士」と呼ばれる標高693メートルの美しい山で、高浜町のシンボルです。青葉山に沈む夕日は「日本の夕陽百選」にも選ばれています。山頂からは内浦湾などの絶景を楽しめ、登山客にも人気です。
五色山公園
広大な敷地内に7000本ものサクラや500本のボタン、ツツジなど季節ごとに色鮮やかな花々が楽しめる公園です。
城山公園・明鏡洞
高浜城跡でもある城山公園の「明鏡洞」は、名勝「高浜八穴」の奇勝のひとつです。また、城山城址から望む夕日は「日本の夕陽百選」に選ばれ、遊歩道からは景色が楽しめます。
内浦湾の風景
リアス式海岸の複雑な入り江が美しい景色を作っており、場所により様々な表情をみせてくれます。
高浜町の名所・文化
青葉山中山寺
真言宗御室(おむろ)派の寺院。ご本尊は重要文化財 馬頭観音坐像(鎌倉時代、開帳日以外は拝観不可)。中山寺は、奈良時代に白山(はくさん)を開いた泰澄(たいちょう)大師によって創建されたと言われており、境内には鎮守として白山神社が鎮座します。馬頭観音坐像を含み、重要文化財3件、県指定文化財2件、町指定文化財4件を有します。
日引の棚田
内浦湾に面した狭い斜面に階段状に百数十枚の小さな水田が広がっています。春は水がはられ光る水田、夏は青々と茂った稲、秋は黄金色の稲穂、冬は白い雪をまといます。この日本の原風景ともいえる風景は平成11年農林水産省が選定する「日本の棚田百選」に認定されています。
高浜七年祭
高浜地区中央に鎮座する佐伎治神社の式年祭(しきねんさい)で、巳(み)年と亥(い)年、卯(う)の日~酉(とり)の日まで挙行されます。その起源は遠く安土桃山時代に遡(さかのぼ)り約450年以上の歴史を誇ります。地区を中ノ山、東山、西山の3つに分け、祭神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)をお遷しした3基の神輿と7基の曳山が地区内を練り歩き、太刀振(たちふり)、お田植(たうえ)、神楽などの芸能が披露されます。平成14年、祭り全体が福井県無形民俗文化財に指定されました。
高浜八穴(やな)
高浜町事代の城山周辺にあり、海水の海蝕作用により8か所の洞穴が出来たものです。八穴は「矢穴」とも書き、戦国時代の武将が矢を隠したので矢穴と言われるようになったという伝説もあります。室町幕府三代将軍足利義満が八穴を観るために高浜に立ち寄ったと伝えられています。平成21年、町の名勝に指定されました。