成田市特集
[千葉県]
成田市は、面積約214平方キロメートル、人口約13万3,000人。千葉県の北部中央に位置する中核都市です。
北はとうとうと流れる坂東太郎・利根川を隔てて茨城県と接し、西は県立自然公園に指定されている印旛沼、東は香取市と接しています。
市の西側には根木名川、東側には大須賀川が流れ、広大な水田地帯や肥沃な北総台地の畑地帯が広がっています。北部から東部にかけての丘陵地には工業団地やゴルフ場が点在し、南には日本の空の玄関・成田国際空港があります。
また、市の中心部である成田地区は1,000年以上の歴史がある成田山新勝寺の門前町として栄え、毎年多くの参詣客でにぎわいます。市内にはほかにも数多くの寺社が点在しており、豊かな水と緑に囲まれ伝統的な姿と国際的な姿が融和した都市です。
成田市のいいトコ!!
成田市で憩い・楽しむ
県立房総のむら
房総の原始・古代から近・現代までの衣・食・住・技の移り変わりを、直接体験できる参加体験型の博物館。「ふるさとの技体験エリア」と「歴史と自然を学ぶ風土記の丘エリア」に分かれています。印旛沼が見える遊歩道からの眺めも素晴らしく、情緒たっぷりの散策も楽しめます。
所在地 | 栄町龍角寺1028 |
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さくらの山
成田国際空港に隣接する小高い丘に位置し、桜の木の下で航空機の離着陸の素晴らしい眺めが望めます。園内にある「空の駅さくら館」には、物販コーナーやカフェが設けられ、間近で航空機を見ながら憩いのひと時を過ごせます。
所在地 | 駒井野1338-1 |
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成田山公園
成田山新勝寺大本堂の裏に広がる丘陵地を利用した公園で、公園全体が大庭園になっています。雄飛の滝、雌滝からの渓流が文殊の池、竜樹の池、竜智の池へと続き、池の周囲の梅、ツツジ、サツキ、モミジなどの樹木は、四季折々の趣のある色彩を醸し出しています。
所在地 | 成田1 |
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成田市の名所・文化
成田山新勝寺
成田山新勝寺では、真言宗の開祖、弘法大師空海が自ら敬刻開眼※した不動明王を御本尊としています。この不動明王の御加護により、千年以上の間、御護摩の火を絶やさず人々の心願成就を祈願しています。開山1080年を迎えた現在でも、「成田のお不動さま」として多くの人々の信仰を集めています。
※一刀三礼(ひと彫りごとに三度礼拝する)の祈りをこめて仏像に目=魂を入れること。
伊能歌舞伎
伊能歌舞伎は、地域住民が歌舞伎役者に扮して公演する「地芝居」です。江戸元禄の頃、旧大栄町伊能地区に農閑期の娯楽として始まりました。昭和40年に一度、伝承が途絶えましたが、住民の熱意で平成11年に再興されました。現在は伊能歌舞伎保存会が伝承し、地元での定期公演のほか、各地で上演しています。
西大須賀の神楽
江戸時代から受け継がれ、下総地区で唯一継承されている獅子舞です。西大須賀の八幡神社・耀窟神社の春の例祭で奉納されます。「剣の舞」「悪魔祓い」「怒(病気やけがを治す治療の舞)」の三部から構成され、耀窟神社の湯立神事と古くから同一行事として行われてきたと考えられています。
成田市の特産・名物
うなぎ
江戸時代に成田詣が盛んになったころから、参詣客にうなぎ料理の人気が高まりました。およそ800メートルの成田山表参道には、うなぎ屋さんが密集しており、成田は「うなぎのまち」ともいえます。現在では毎年7月中旬~8月下旬、表参道を中心に、うなぎ祭りが開催されています。
鉄砲漬
くりぬいた瓜の中にシソ巻き青とうがらしを詰めて漬け込んだ鉄砲漬。瓜を砲筒、中身を弾丸に見立てこの名前がつきました。
クリームスイカ
成田では赤色スイカのほかに中身が黄色いスイカ「クリームスイカ」を生産していて、生産量はクリームスイカが全体の9割を占めています。適度な糖度とさっぱりとした歯触りが人気です。