むつ市特集
[青森県]
むつ市は三方を海に面しており、北は津軽海峡を隔てて北海道を望み、西に平舘海峡、南に陸奥湾を抱えています。
面積は青森県全体の約9パーセントにあたる約864平方キロメートルで、恐山山系の外輪山を形成する釜臥山を中心とし、東部は平野など比較的なだらかな地形が広がり、北部・西部は自然に溢れ、緑豊かな山地や台地が海岸近くまで迫る山岳地形となっています。
むつ市のいいトコ!!
むつ市で憩い・楽しむ
愛宕山公園
脇野沢港の西側、小高い山の上にある愛宕山公園からのむつ湾の景観は素晴らしく、鯛島も眺めることができます。山の斜面には三十三観音が鎮座し、ニホンザルやニホンカモシカが顔を出すことも。春は桜が見事です。
釡臥山展望台
下北半島随一を誇る主峰「釜臥山」の標高は878メートル。その頂上近くに2階建ての展望台があり、恐山街道から行くことができます。眼下に市街地と陸奥湾を抱え、遠くは八甲田山の山々、北は北海道をも望むことができます。また、夜には宝石をちりばめたアゲハチョウが夜空に羽ばたくように見える夜景を楽しむことができます。
薬研温泉郷
温泉の湧き口が漢方薬を作る“薬研”という道具に似ていることから名が付いたと言われる温泉。温泉宿もあり、宿泊客はもちろん、外湯に訪れる人々も多い。このほか、川沿いに3キロメートル溯ると、露天風呂の「夫婦かっぱの湯」(有料)、「元祖かっぱの湯」(無料・男女入替制)もあります。
むつ市の名所・文化
霊場 恐山
日本三大霊場の一つに数えられる恐山は、貞観4年(西暦862年)に円仁(慈覚大師)によって開山され、修験者の集まる修行の場として始まったと伝えられています。蛎崎の乱により廃寺となりましたが、1530年に再興されました。
風車がカラカラとまわり荒々しい岩場の合間から硫黄の臭いが立ちこみます。
宇曽利山湖(下北半島国定公園内)
宇曽利山湖は、宇曽利カルデラ内に生じたカルデラ湖です。蓮華八葉の山影を映す湖面は、エメラルドグリーンの水を静かにたたえ、神秘的です。
恐山 菩提寺
貞観4年(西暦862年)、平安時代の天台宗の高僧、慈覚大師円仁が、一羽の鵜に導かれてこの地にいたり、地蔵尊を祀ったのが始まりと伝えられ、三大霊場の一つに数えられています。死者の魂が集まるところと伝えられ、イタコの口寄せで知られています。
むつ市の特産・名物
ナマコ
むつ市は県内有数のナマコの漁獲量を誇り、全国でもトップクラスの産地となっています。川内地区では豊富な漁獲量を活かした独自の加工技術を駆使した干しナマコを生産し、世界に向けて発信しています。
トゲクリガニ
「トゲクリガニ」は青森では「陸奥湾の毛ガニ」などと呼ばれ、一般的に「毛ガニ」といわれるクリガニ科の仲間で、東北地方の太平洋側に広く分布しています。その中でも陸奥湾は特に漁獲量が多いと言われており、春に旬を迎えることから、別名「桜ガニ」ともいわれています。
マダラ
脇野沢で漁獲されるマダラは、毎冬、産卵のために青森の海にやって来ます。その身は丸々と太り、白子や卵は大きく熟しています。身は高タンパクでも、低脂肪でヘルシーです。じゃっぱ汁は、脇野沢を代表する郷土料理で、地域の人々に親しまれています。